古都を旅する

奈良ホテル

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」歌人の種村弘氏の1回目は「奈良ホテル」でした。荒池から奈良ホテルをバックにご満悦そうな種村弘氏であります。十数年振りの再訪とのことでした。プラス1は奈良国立博物館仏教美術資料研究センターでした。水...
東都手帖

東都手帖2023年11月【編集中】

2023年11月東都散歩のための私的な愉しみと記憶霜月は果たして晩秋なのかと思います。去年は夏から冬になった感じでした。紅葉の時期というより黄葉なのが東都の眺めです。鷲神社の酉の市は11月11日(土)、11月23日(木)なので土曜日は混むか...
書籍目録

2023年10月購入図書

神無月は相変わらずの衝動買いで始まった。通勤で読むには良いかと思ったが、このところ通勤は語学しているのだった。結局は時間の奪い合いである。(購入後記)「フランス現代思想」でなく「フランス現代哲学」とタイトルに拘りがあった。「フランス現代思想...
断片記憶

温習會2023を観る

温習會が耐震補強工事のなった祇園甲部歌舞練場で行われる。去年までの弥栄倶楽部も舞台が近くてよかったが、チケットが取りにくいのであった。春の都をどりのときもチケット難になったが、今回は増えた同行者のためのチケット確保がチャレンジングだった。温...
旅の時間

奈良まで仮面を観に行く

奈良県立美術館で「仮面芸能の系譜」展の初日を観た。今年は温習會の日程の都合もあり、また相方の推し活もあって、独り遊びになるところだったけれども、酔っ払った席で旅行の話をしたら、同行希望者が出たため、夜は賑やかになった。薬師寺の塔で釈迦の生涯...
書籍目録

2023年09月書籍往来

長月に西尾幹二氏の古い本を出してきて読む。学生時代の興味というものを振り返ってみるが、今となっては何を思っていたのかわからない。ただ、立派なタイトルにしては軽いエッセイである。森有正や辻邦生と西尾幹二の年齢差(世代差)がフランスとドイツと場...
書籍目録

2023年09月購入図書(その7)

長月の本屋通いも最後になったようだ。(購入後記)The Great GatsbyについてLe Pitit Parisienのオーナーが野崎孝の翻訳(新潮文庫、1974年)では主人公のアイロニカルさが十分に伝わってこないという。映画でしか観た...
古都を旅する

ちおん舎

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の京都」ウクライナ国立バレエ芸術監督の寺田宣弘氏の4回目は「ちおん舎」でした。ちおん舎は非公開文化財特別公開で伺ったことがありますが、町家のつくりがあまり印象に残っていません。プラス1は織田信雄邸跡・流水...
断片記憶

天は必ずしも天に非らずか

古勝隆一氏の『中国注疏講義』(法藏館、2022年)の第十講『論語』の注を読むは八佾篇「与其媚於奥」章を扱っていた。ここで「奥」は「内」の意であり近臣であると何晏の『論語集解』の孔安国の説が引用されていた。衛の大夫である王孫賈から王の近臣に媚...
書籍目録

2023年09月購入図書(その6)

本は読んでから次の本を買うという原則はなかなか守られないでいる。長月の夜の誘惑が多いからなのだろうか。思考が分散するのか、本筋を追う力がないため脇道へ誘い込まれてしまうのだろうか。あれもこれもはできない相談である。自分の興味との兼ね合いで絞...