子安宣邦先生の最終講義

断片記憶

子安宣邦先生の思想史講座の最終講義を聴きに早稲田奉仕園・リバティーホールに行きました。白川静先生の最終講義を聴きに京都まで行ったのを思い出します。旅の始まりはそこにありました。

201210月から子安宣邦先生の飯田橋のrengoDMSでの「論語塾」に始まり早稲田の「昭和思想史研究会」があった時は月に2回講義がありました。子安宣邦先生は大阪の「懐徳堂研究会」でも「思想史研究会」の講義をなさっていたので、早稲田に行けなかった時、梅田アプローズタワーまで聴きに行ったことがあります。

流石に最終講義なので、リバティホールが満員に迫る混みようでした。80人くらいは居たかもしれません。

去年の9月より始まった「絶対的保守主義としての天皇制」も第8回「天皇とともに在り続ける日本とは何かー象徴天皇制の現在」が最終回となりました。講座がそのまま先生の著書となり、参考図書とレジュメで段ボール箱の山ができました。開かれた市民講座であったから、私も10年以上も通ったのでした。ありがとうございました。

注)

「子安宣邦・市民講座と刊行書籍」が資料として配られましたが、24冊のうち私の持ってないのは崔文衡氏との共著の1冊のみでした。

補足を読むと、著書としてまとめられなかった講座「津田左右吉・国民思想論を読む」「第二 江戸思想史講義」「絶対保守主義と天皇制」が挙げられてます。

大阪の懐徳堂研究会の三馬先生が来られていて挨拶をされていました。「絶対的保守主義と天皇制」を冊子にまとめたものを送料のみで発布してくださるとのことでした。

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