読書時間

『日本詩人選7 紀貫之』(1971)

大岡信『日本詩人選7 紀貫之』筑摩書房、1971年、1973年第5刷 大岡信が亡くなった時、最初に探した本だが、見つからなくて『岡倉天心』を読んだ。たまたま事務所で袋に入っていた本を取ると、その下にあった。勘違いとはよくあることで、全て梅原...
散歩時間

「坂田直 半世紀写真展 濹東懐古」を観る

柳橋のルーサイトギャラリーへ知り合いの「坂田直 半世紀写真展 濹東懐古」を観みきたら、美女達に迎えられた。催しの後だったので、客は私しかいない。坂田さんの解説付きでゆっくりまわり、2階のバーで隅田川の景色を眺めながら「古今」の鳥弁当を3人で...
旅の時間

「快慶展」を観る

奈良国立博物館で特別展「快慶」を観た。土曜日なので、少し並んだ。快慶展に来ていないのは写真を展示していた。高野山霊宝館で見た孔雀明王はそれまでの快慶とは違って見えた。快慶の得意なのは阿弥陀仏であり、優美な姿のものが多い。運慶と比べると写実の...
古都を旅する

貴船神社

週刊新潮の「とっておき私の京都」アルピニストの野口健氏の2回目は「貴船神社」でした。野口氏は夏の風物詩の川床を横目にずんずん進んで奥宮に参りました。船形石を写真に撮っています。私も2度訪れたことがあります。奥深いところでした。 プラス1は「...
散歩時間

自分の文庫を訪ねるということ

平井にある東北大学会計政策大学院を訪問した。江戸川区の廃校となった小学校を利用したものである。私の知り合いが東北大学大学院で教えているのと、今回のアイデアをもらったことで、去年、会計・経営関係の本を送ったのである。平井駅で元の同僚と待ち合わ...
読書時間

『日本後紀 上 現代語訳』(2006)

森田悌『日本後紀 上 現代語訳』講談社学術文庫、2006年、2010年第5刷 書誌情報 『日本後紀』の現代語訳で、原文も併記している。索引はない。 「『日本後紀』は40巻からなる編年体の歴史書で、現存するのはそのうち10巻分である。残存巻に...
古都を旅する

哲学の道

週刊新潮の「とっておき私の京都」アルピニストの野口健氏の1回目は「哲学の道」でした。野口氏の青春の蹉跌の思い出だそうです。以前、スイスの登山鉄道でお見かけしましたが、何とも爽やかな印象でした。 プラス1は「銀意匠」でした。木曽アルテック社の...
書籍目録

2017年05月購入図書

2017年05月購入図書 (購入後記) リーガルデザイン論の本を買う。 國分功一郎さんの本も買うのは2冊目かな。 アイデアについて竹内均の解説があって懐かしかった。 三井記念美術館で牛しぐれ煮そばを食べる。お稲荷さんが2つ。麺は細い。 「辺...
書籍目録

2017年05月購入古書

2017年05月購入古書 (購入後記) 『エセー』を書いたミシェル・ド・モンテーニュについての伝記小説に菅野昭正氏の解説が各巻にある。谷沢永一は歳をとったらモラリストを読めと書いていたが、モラリストの伝記小説を読むことが先になってしまった。...
断片記憶

冬の高野山

竹内信夫『空海入門 弘仁のモダニスト』ちくま学芸文庫、2016年 竹内信夫が冬の高野山で『空海入門』を書いた。空海が愛した「高野(たかの)」という「平原の幽地」を実感するため、敢えて空海と同じく、冬の高野山に住むことにしたのである。参拝者と...