旅の時間

福岡城址と鴻臚館跡

福岡は何度も来ているけど、仕事や学会のため観光はほとんどしたことがない。8月の学会は前泊だったので太宰府へ行ってきた。今回は、午後からのイベントだったが、早い便しか空いてなかったので午前中に散歩してみることにした。帰りの便も混んでいてキャン...
断片記憶

優雅さということ

kindle版『吉田健一 池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』のなかの『文学の楽しみ』にT.S.EliotのThe Waste Landのことが書いてあって、エリオットの『荒地』を岩波文庫の岩崎宗治訳で読むことにした。 吉田健一がエリオットの...
旅の時間

温習會2017を観る

今年は曜日の関係で初日を観ることになった。インターネットでチケットをとれるようになると温習會の性格も変わっていくと思う。便利になることで失われるもことも多い。井上流も変わるということだ。お茶屋さんがチケットを手配してくれていたので、相方と観...
旅の時間

金沢散歩(その5 片町界隈)

室生犀星記念館にいるときスマホの電池が切れかかっていたのでホテルへ戻り充電する。その間に、行きと帰りで夜の店になるか見てきたが、ピント来なかったので、室生犀星記念館で入手した地図を眺める。片町といってもいくつかのブロックに分かれていることを...
旅の時間

金沢散歩(その4 文楽と文豪)

あうん堂本舗を辞して、石川県立音楽堂へ向かうことにした。中の橋を渡りながら主計町茶屋街を眺める。春の桜の時期や、夜の風情を思うと散歩してみたかったが、文楽を観ることにしたのだった。浅野川が右に緩やかにカーブして流れているので浅野川に沿って歩...
旅の時間

金沢散歩(その3 あうん堂本舗)

ひがし茶屋街で食事をして浅野川大橋まで戻ったところで、ふと古本屋のことを思い出した。橋を渡って主計町へは行かずに、浅野川沿いに西へ向かうことにした。しかし、そろそろあるはずのところに古本屋が見当たらない。男の人が歩いてきて北側へ消えたので、...
古都を旅する

興聖寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」パティシエの鎧塚俊彦氏の2回目は「興聖寺」でした。曹洞宗仏徳山興聖寺の琴坂は紅葉の名所です。鎧塚俊彦氏の子供のころの遊び場だったそうです。宇治市観光大使なのですね。 プラス1は「宇治上神社」でした。本殿、拝殿...
旅の時間

金沢散歩(その2 懐華楼)

ひがし茶屋街の志摩でぽち袋を土産に買う。紙マニアなのだと思うが、集めたことを忘れてしまうのが絵本の栗鼠と同じで、鞄の中でくちゃくちゃになって使われずに終わることが多い。記憶は失敗したことが強く残るものだ。もらった方も大概はコレクションするこ...
旅の時間

金沢散歩(その1 志摩)

石川県立音楽堂の邦楽ホールで催される文楽の昼の部のチケットを入手して、さて、昼過ぎまで散歩でもしてみることにした。昨夜のパーティーの後のダーツバーでも少し飲み過ぎたのかもしれないが、寝ているには勿体ない快晴の天気である。昨日の雨の後で冷え込...
書籍目録

2017年09月購入図書

2017年09月購入図書 長月は、古書を読む予定だった。読書の秋が始まった。 (購入後記) 磯田道史氏が毎日新聞に書評(2017年9月3日)を書いていたので読みたくなった。「御府」は知らなかった。 山本哲士氏の国家論三部作の初めに選んだ本。...