断片記憶

本の箱の修理

Le Petit Parisienの石川さんが何を思い立ったか、壊れた本の外箱を修理してくれた。京都の北白川にある古書店で買って、すぐに落として箱を壊してしまった。アメックスならプロテクションがあるが、現金買いでは仕方ない。泣く泣く石川さん...
断片記憶

段ボール箱に囲まれて

1日1箱点検するという計画はすぐに挫折した。玄関の段ボール箱は出入りに邪魔なので、2箱リビングに入れた。リビングの5段に積まれた段ボール箱には圧迫感がある。それを理由に寝室でこれを書いている。ハイデッガーの『時間』を処分したばかりなのにまた...
読書時間

『漆塗師物語』(2006)

赤木明登『漆塗師物語』文藝春秋、2006年結局、僕はこの本を読むことにした。職人とは何か。「保守的」とはどうあるべきか。だいたい、仕事が詰まって忙しくなるたびに本に逃避したくなる。急に根源的な疑問が浮かんだためだ。働き方改革がいわれるなかで...
古都を旅する

知恩院

週刊新潮の「とっておき私の京都」講談師の神田松之丞師の2回目は「知恩院」でした。華頂山の浄土宗総本山です。講談ネタの『宇都谷峠』で僧伝達が増上寺から300両を届ける先です。神田松之丞師らしい話ですね。プラス1は「安養寺」でした。法然上人ゆか...
書籍目録

2018年01月書籍往来

私がふだん漆器を使わないのは、生地が好きなこともあるが、分からないという点もあるようだ。良し悪しが分からないし、扱い方も分からない。料理屋などで使う器は、持った感じや見た目も楽しませてくれる。嫌いではない。では、選べるかと言うと難しいと言わ...
書籍目録

2018年01月購入図書

2018年01月購入図書さて、新年は移り気な自分の好奇心とどう付き合っていくか。(購入後記)花木の本の解説で知っていたが、まとまった著作を読むのは初めてだ。ライフハックは常にテーマにしているけど、自分を変える技術に気がつかないことが多い。2...
書籍目録

2018年01月購入古書

2018年01月購入古書新年は様子見でスタートしたい。(購入後記)中国の影響を受けて日本が成立したことは間違いないが、日本語の表記文字も中国の影響である漢字ないし漢語を抜きには成立しない。朱子語類とは朱子の弟子が朱子との問答をまとめたものだ...
断片記憶

山縣老公の死

法学博士吉野作造の「山縣老公の死」が『婦人公論』大正十一年三月號の巻頭エッセイであった。これをもって『婦人公論』という雑誌の性格を論じるつもりはないが、大正五年(1916年)創刊の女性誌の巻頭を飾るにはそれなりの理由があったと考えるのが普通...
断片記憶

外部倉庫整理3

昨日は5箱の予定が、手違いで来なかったので、今日は外部倉庫から段ボール箱をまとめて15箱を引き取った。お陰で玄関が埋まってしまった。そのために時間差受取にしたのにクロネコがしくじったと電話してきた。これにて外部倉庫からの引取りは終了した。夏...
読書時間

『無私の日本人』(2012)

磯田道史『無私の日本人』文藝春秋、2012年司馬遼太郎が書いたものを読んでいると言わないでもよいことを挿入することに気がつく。磯田道史氏は司馬遼太郎をよく読んでいるようなので、司馬遼太郎の言い方を彷彿させるような記述の仕方が出てくる。司馬遼...