廣瀬神社の砂かけ祭りを見に行く。

旅の時間

廣瀬神社の砂かけ祭りを見に行くため早起きする。砂かけ祭りは1300年続く御田植祭であった。奈良の奇祭として有名だという。

法隆寺駅から歩く。30分くらいで廣瀬神社に着くと、砂かけ祭りの出店がでている。砂かけ餅を買い。トン汁と古代米で温まる。朱塗りの鳥居を潜ると砂地の境内だ。一角に笹としめ縄で田んぼが作られている。

外国の方のカメラはビニールカバーがつけてあった。詳しい。よく調べてきている。御朱印帖も持っているなんて何者感が強い。絵馬とストラップを手に入れて、待っていると焚火の煙が上がってくる。意味が分からなかったが、ドラム缶ストーブで暖を取る仕組みだった。11時から神事が始まり、殿上の儀が行われる。畦を作ったり早苗を植えたりするのであるが、これがユーモラスだった。田人が牛役を連れて殿上を一回りするなかでアドリブをきかせるわけである。聴衆から笑いがでる。牛の被り物が恐いのか子供が泣き出した。

午後の奉納太鼓の前に、途中で見た古墳へ行ってみることした。城山古墳という。上まで畑になっているので歩き回るのは遠慮した。

13時20分から御諏訪太鼓連合会による奉納太鼓が5曲奉納された。これがよかった。京都ではここまで勇壮な和太鼓の演技は見たことがない。武田信玄を扱った映画「風林火山」で御諏訪太鼓のシーンがあったのを思い出した。秋にもまたやってくるという。いよいよ14時になって、庭上の儀が太鼓の合図で始まる。いつのまにか境内は人であふれている。

砂を雨に見立てて撒くことがしめ縄で仕切られた田の中だけで行われると思っていたが、外からも砂が飛んで来て人々が逃げる。雨は田んぼに降るのだった。あちこちで砂が飛び、人々がざわめく。五穀豊穣の祈願の祭りだった。

遠くからではよく見えないので、早めに退散することにした。

法隆寺の駅から、奈良に出て、車で奈良ホテルに入る。奈良町を歩いて、近鉄奈良から祇園四条に着く。先斗町のますだに17時前に行くと誰もいない。結局1番になる。

もろこ酢、盛合せ(鰹、鯛、蛸)、粕汁、笹カレイ焼、鯛のあら炊き、鱈の子のたいたん、生湯葉

祇園四条から丹波橋で降りて近鉄丹波橋から近鉄奈良へ戻る。奈良瑠璃絵に出かけるためである。奈良公園で冬七夕の願いをかけ、春日大社に向かう。LEDがきれいだ。春日大社に寄進して、提灯を買って来た道を戻る。しかし、提灯の明かりが馴れないために意味がないだけでなく、東大寺の入場券売り場の先の坂道で蝋燭の火が消えてしまった。せっかく予備の蝋燭までいただいていたのに、突然のことだった。戒壇院はライトアップが暗かった。四天王を見て20時半になり終了。ホテルへ戻る道すがら「不得不失」という言葉が浮かんでくる。

ホテルに戻ると、レセプションでドリンク券をもらったのでThe Barで星絆、ジントニックを飲む。

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