読書時間

『古代中世史の探求1』(2007)

大和を歩く会編『古代中世史の探求1』法藏館、2007年 古代中世の大和を扱った地域研究の16編の論文からなる本。 著者達は「大和を歩く会」なるものを作り毎月1回大和と周辺を踏査し、100回(1995年4月〜2003年12月)で解散した。シリ...
古都を旅する

ストラーダ

週刊新潮の「とっておき私の京都」喜劇俳優の芦屋小雁氏の4回目はリストランテ「ストラーダ」だった。西部寛子夫人とご満悦の表情で写真に収まっている。ストラーダは御池通柳馬場北東角にある。「小雁認定の京都食遺産」だそうである。 プラス1は「粟餅所...
東都手帖

東都手帖2018年05月【編集中】

2018年5月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 5月は新茶を飲みながら、懐かしい本をめくっていたい。暑い日はまだ行っていない庭園美術館まで散歩して、恵比寿でビールというのも楽しい。 旧朝香宮邸物語 東京都庭園美術館 2018年3月21日(...
四都手帖

四都手帖2018年05月【編集中】

2018年5月の私的な愉しみと記憶 また、新緑の季節がやってきた。連休明けの落ち着いた古都もよい。 【古都】 非公開文化財特別公開 2018年4月27(金)〜5月6日(日)今回は戊辰戦争の遺品が公開されるところを上げてみた。法傳寺と妙教寺は...
旅の時間

京おどり2018

宮川町歌舞練場が華やぐ春のおどり、京おどりを観に行くことになった。相方がとってくれたのである。お茶席はちょうど正客の順番になり菊つるさんのお点前だった。恋白鳥は白鳥の湖とヤマトタケルの融合したストーリーだった。月組のカンパニーも白鳥の湖を題...
旅の時間

都をどり in 春秋座2018

今年は7日にしたので、ソメイヨシノは終わっていた。初日なら良かったかもしれないが、別に花に合わせる必要はない。年中行事が経っていくだけである。 去年のテーマは「洛北名所逍遥」だった。今年は「続洛北名跡巡」となった。なにやら似たようなテーマで...
視聴時間

『小林秀雄講演第1巻 文学の雑感』(2004)

小林秀雄『小林秀雄講演第1巻 文学の雑感』新潮社、2004年、CDは75分と57分。 1970年8月7日に雲仙ファミリーホールで大学生相手の合宿講義を企画したのは国民文化研究会理事長の小田村寅二郎であった。講演の題では分からないが、本居宣長...
読書時間

『アール・デコの建築』(2005)

吉田鋼市『アール・デコの建築 合理性と官能性の造形』中公新書、2005年 アール・デコは最も新しい造形様式の名前で、1960年代の後半に命名されたという。世界のアール・デコ建築は著者の売りだそうだ。 日本は東京都庭園美術館(1933年、旧朝...
古都を旅する

千本ゑんま堂

週刊新潮の「とっておき私の京都」喜劇俳優の芦屋小雁氏の3回目は「千本ゑんま堂」だった。正式には引接寺(いんじょうじ)という。いつだったか公開されて、狂言舞台とか見たことがあった。屋外にベンチを並べただけの素朴な観覧席で気楽に観るところである...
視聴時間

『陰謀の日本中世史』(2018)

呉座勇一『陰謀の日本中世史』角川新書、2018年 本書を平積から取り上げたとき、意外に厚い新書だという感じがした。343ページある。気鋭の日本中世史研究者が、いわゆる「陰謀」を史学的手続を使って分析する。ちょっと刺激的な切り込みの一般書であ...