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『千日回峰行を生きる』(2015)

光永圓道『千日回峰行を生きる』春秋社、2015年2015年03月01日に十二年籠山行満行した光永圓道大阿闍梨が無動寺谷明王堂で小僧生活を始めるところから半生を書いたもの。光永覚道大阿闍梨の弟子となり、千日回峰行を2009年に成し遂げている。...
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『歴史のなかの『夜明け前』』(2015)

宮地正人『歴史のなかの『夜明け前』平田国学の幕末維新』(吉川弘文館、2015年)島崎藤村の『夜明け前』が昭和の小説であることを知ったのはそんなに昔のことではない。『夜明け前』は中央公論に1929(昭和4)年から1935(昭和10)年にかけて...
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『権力の館を歩く』(2013)

御厨貴『権力の館を歩く』ちくま文庫、2013年権力者を建物を通して政治学者が語る。2007年1月24日から2010年3月31日にかけて毎日新聞に連載した記事をに2010年に単行本とした。それを2013年に文庫化するに当たりコラムを追加してい...
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『奥三河』(1985)

前田真三『奥三河』グラフィック社、1985年、1991年第6刷奥三河という場所の範囲は様々だという。四季を撮した写真集を見ると失われた日本の風景という言葉が浮かんでくる。序で色川大吉氏が書いている。「今度の作品集は何の変哲もない『奥三河』を...
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『歌仙の愉しみ』(2008)

丸谷才一、岡野弘彦、大岡信『歌仙の愉しみ』岩波新書、2008年『とくとく歌仙』がでてきて懐かしかった。それで、研究所の書庫へ分入ったら、『歌仙の愉しみ』がでてきたし、『完本 風狂始末』も見つかった。歌仙を読むとその深みは果てしない気がする。...
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『新版 徒然草 現代語訳付き』(2015)

小川剛生訳注『新版 徒然草 現代語訳付き』角川ソフィア文庫、2015年解説だけを読む。兼好法師が卜部氏の神祇官人で吉田社の祠官であった吉田家に生まれたとする従来の通説を小川剛生氏は否定する。詳しくは「卜部兼好伝批判ー「兼好法師」から「吉田兼...
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『展望の山旅 山から見る山・町から見る山』(1987)

藤本一美・田代博編著『展望の山旅 山から見る山・町から見る山』実業之日本社、1987年第3刷天気が良く山頂からの展望があればこれに越したことはない。連なった山々に名のある山を同定できればなお嬉しい。この本はそうした願いを叶えてくれる。本書に...
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『百人一首』(1976)

安東次男『百人一首』新潮文庫、1976年百人一首に関しては手元に安東次男の『百人一首』のみを残している。この本は「百人秀歌」を巻頭に据え、「百首通見ー小倉百人一首全評釈」からなる。カルタに夢中になっているときは歌人については興味がなかった。...
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『手段と目的 フレスコ画の歴史』(1988)

E.H.ゴンブリッチ、高階秀爾訳『手段と目的 フレスコ画の歴史』白水社アートコレクション、1988年本書はフレスコ画の歴史を扱っているが、「ここでは技法としての「フレスコ」ではなく、教会や宮殿など、建造物の壁面を飾る「壁画」(天井画も含めて...
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『車窓の山旅・中央線から見える山』(1985)

山村正光『車窓の山旅・中央線から見える山』実業之日本社、1985年第3刷車窓から眺める山の名前が分かればどんなにか楽しいことだろう。スマホの地図が大概は教えてくれるのだろうが、通り一遍では見逃してしまう山を押さえているのがこの本の頼もしいと...