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『ケルトと日本』(2000)

鎌田東二、鶴岡真弓編著『ケルトと日本』角川選書、2000年文化を論じることに影響を与えた言説は数多くある。私は鶴岡真弓氏の「ケルト的なもの」の書き出しを読みながら、タイトルからして方法論を意識せざるを得なかった。しばらくして、サイードの『オ...
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『神界のフィールドワークーー霊学と民俗学の生成』(1999)

鎌田東二『神界のフィールドワークーー霊学と民俗学の生成』ちくま学芸文庫、1999年1.どこから読むかいつもはあとがきから読むのだが、「チ」のジレンマ あとがきにかえて新版あとがき ふとまにかがみ・テイクⅡ文庫版あとがき解説 島薗進4つのうち...
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『大いなる謎 真田一族』(2015)

平山優『大いなる謎 真田一族』(PHP文庫、2015年)一般書である。真田一族の謎を100の質問で明らかにしょうという意欲作である。文庫本なので読みやすい。気鋭の日本中世史家で、来年の大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当する著者の本を前に読...
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『文明論之概略』の読み方(その1)

私は以下の本を並行して読むことにした。福沢諭吉著、松沢弘陽校注『文明論之概略』(岩波文庫、1995年)現代仮名遣いでルビ付き丸山真男『「文明論之概略」を読む 上中下』(岩波新書、1986年)子安宣邦『福沢諭吉『文明論之概略』精読』(岩波現代...
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『神代史の研究』(1924)

津田左右吉『神代史の研究』(岩波書店、1924年、1938年第7刷)郵便受に入りきらなかったので、不在連絡票をみてスマホで再配達を頼んだ。受取った本は大正13年2月1日に第1刷を発行して、昭和13年2月15日第7刷と奥付にあった。しっかりし...
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『昔日の客』(2010)

関口良雄『昔日の客』(夏葉社、2010年、2014年第7刷)LE PETIT PARISIENでSさんに見せてもらったときは、よい装丁だと思ったが、インターネットで人気になっていることも分かった。本を買ったり読んだりするが当たり前の生活をし...
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『呉越春秋 湖底の城 第六巻』(2015)

『呉越春秋 湖底の城 第六巻』(2015)宮城谷昌光『呉越春秋 湖底の城 第六巻』(講談社、2015年)仕事に関係した雑誌、Webや推薦図書を読むのに疲れたときに、宮城谷昌光氏の本などを本屋で見つけると、早速買って帰り楽しんで読む。それで満...
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『将棋一代』(1976)

木村義雄『将棋一代』講談社、1976年本書は3部から成り立っている。『私の三十五年』1939年『将棋一代<私の五十年>』1952年その後のエッセイ木村義雄は東京の下町の下駄職人の次男に生まれたが、早く長男が亡くなったので長男として一家の輿望...
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『古代史おさらい帖―考古学・古代学課題ノート』(2007)

森浩一『古代史おさらい帖―考古学・古代学課題ノート』筑摩書房、2007年、2009年第3刷(参考)森浩一『古代史おさらい帖: 考古学・古代学課題ノート』ちくま学芸文庫、2011年私はちくま学芸文庫版があるのを知らなかったので、東京堂書店で他...
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『高木春山 本草図説 植物』(1988)

荒俣宏監修、八坂安守校注『高木春山 本草図説 植物』リブロポート、1988年リブロポートから高木春山の本草図説は植物と動物がでている。高木春山は高野長英とも親交があったという江戸後期の御家人である。「江戸時代には狭義には薬用天産物を本草とい...