『ケルトと日本』(2000)

読書時間

鎌田東二、鶴岡真弓編著『ケルトと日本』角川選書、2000年

文化を論じることに影響を与えた言説は数多くある。私は鶴岡真弓氏の「ケルト的なもの」の書き出しを読みながら、タイトルからして方法論を意識せざるを得なかった。しばらくして、サイードの『オリエンタリズム』が出てきて、論旨を読み進める上での指針が明らかになった。

近代国家の表象としての豊満な母親像は面白く読めた。

そもそも生身の著者の声を聴いことや、漂う香水を嗅いだりした記憶が呼び起こされ、ドレスや飾りとともに膨らみのある肢体を思い出したりした。ちょっと本筋と違う感想でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました