断片記憶

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2016年元旦

新年おめでとうございます。 2016年の干支は申です。 北野天満宮では12月13日事始めの日より絵馬を楼門に掛けています。 今年の絵馬は三輪晃久画伯の絵です。
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餅を供える

正月を迎えるにあたり歳神様に餅を供えることから鏡餅は始まったようだ。『オコナイ』を読んでいくと餅も潔斎して当番がついて供える話が出てくる。餅の形や飾り付けも千差万別である。 28日がよいのは8が末広がりだからだろう。29日は9が苦持に通ずる...
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谷口けいさんを悼む

谷口けいさん(43歳)が亡くなった。大雪山系黒岳で雪に埋もれて心肺停止状態で発見されたという。12月21日に登頂しでザイルを解いた後に400m滑落したらしい。死因は脳挫傷である。 登山家として残念でならない。 山渓のビデオの感想を読み返しな...
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片泊りの宿

片泊りの宿を考えようかと思う。 何を今更と思うかもしれないが、麸屋町通の宿に何回か泊まったけれど、チェックインの時間や門限があって、続かなかった。最近は酒に弱くなったので、食べてから、お茶屋に顔を出す程度で帰るので、旅館でも良いのかもしれな...
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散らない桜

夕方と朝に風呂に浸かって考えた。 家の風呂場は洗い場こそ、別になっているが、小さい湯船があるだけで、普段はシャワーしか使わない。 泊まった旅館の風呂は温泉ではないが、沸かしたてで貸切であった。槙の湯船を溢れる音が心地よく響く。檜風呂ではない...
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『白文 万葉集 上巻』(1930)

佐々木信綱編『白文 万葉集 上巻』岩波文庫、1930年、1977年第12刷 万葉集の全二十巻のうち第一巻から第十巻を納める。 白文での刊行の意義は白文萬葉集序によれば以下の通り。 「萬葉集の原形は、漢字のみを以て書かれたものであることは、今...
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『ソーシャル物理学』を読む(その4)

アレックス・ペントランド、小林啓倫訳、矢野和男解説『ソーシャル物理学「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』草思社、2015年 社会科学の研究の発表を聴いていると、以下の順でまとめられていることが多い。 ・研究テーマ ・先行研究のサー...
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『ソーシャル物理学』を読む(その3)

アレックス・ペントランド、小林啓倫訳、矢野和男解説『ソーシャル物理学「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』草思社、2015年 「アイデアの流れ」に入る前に、「探求」について、まとめておこう。 「探求」は「アイデアや情報を収集するため...
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『ソーシャル物理学』を読む(その2)

アレックス・ペントランド、小林啓倫訳、矢野和男解説『ソーシャル物理学「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』草思社、2015年 著者の主張を見ていくことにしたい。 著者の主張 「優れたアイデアとは、社会的な探求行為を、慎重かつ継続的に...
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『ソーシャル物理学「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』(2015)

アレックス・ペントランド、小林啓倫訳、矢野和男解説『ソーシャル物理学「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』草思社、2015年 「ソーシャル物理学」とは何か。定義は後にして、どういう問題意識で本を選んでいるかから始めたい。 経済学で扱...