四都手帖

四都手帖

四都手帖2019年05月【編集中】

2019年05月の私的な愉しみと記憶五月は皐月という。サツキの花を見ると、詩仙堂を思い出す。一斉に咲かないので満開ということはない。四月の古都の混みようには呆れたので、連休などはもってのほかの考慮外になっている。【古都】鴨川をどり 先斗町歌...
四都手帖

四都手帖2019年04月【編集中】

2019年04月の私的な愉しみと記憶四月は残酷極まる月だとエリオットがいった。また、その卯月がやってくる。をどりの季節は優しい囁く、青春を愛でよと。【古都】涅槃会 本法寺 2019年3月14日(木)〜4月15日(月)北野をどり 上七軒歌舞練...
四都手帖

四都手帖2019年03月【編集中】

2019年03月の私的な愉しみと記憶松明の火の粉が夜空を舞うと、京都や奈良に春が来る。弥生は小料理屋のカウンターで桜の声を聞く時期だ。水都にもフェルメールが来た。湖東に春が来る。長浜盆梅展についての懐かしい記憶がよみがえる。長浜盆梅展を観に...
四都手帖

四都手帖2019年02月【編集中】

2019年02月の私的な愉しみと記憶如月の寒い時分の古都を思い出すと、節分ということになる。吉田山で松井酒造の升酒で節分を祝ったのはいつの頃だったか。天神市と梅花祭が重なった如月は平日でも大変な混みよう。週末なら更なり。水都にもフェルメール...
四都手帖

四都手帖2019年01月【編集中】

2019年01月の私的な愉しみと記憶新年のことを書かないといけないのが、まるで家元の巻頭エッセイようで面白い。年の内に新年を書くのは何の意味があるかというと、普通は予定を立てるためだけれど、なんの予定なのだろう。過去に訪れた場所やイベントを...
四都手帖

四都手帖2018年12月【編集中】

2018年12月の私的な愉しみと記憶師走の頃、親しい人と会話する午後の時間は風のように舞って過ぎ去っていっく。下世話な話から、技術の話まで、笑いと話題は尽きないけど、終わりは知っている。一年の贖罪をしたり、花街に足を向ければ、年中行事の季節...
四都手帖

四都手帖2018年11月【編集中】

2018年11月の私的な愉しみと記憶霜月の頃、紅葉が彩りを増し、北風が吹き始めるとなんだか人が懐かしく思い出される。カウンターで一人飲む酒が長くなるのは温かいものが欲しくなるからでもある。ライトアップされた古都の一段と冷え込んだ夜の街を靴音...
四都手帖

東都手帖2018年10月【編集中】

東都手帖2018年10月【編集中】2018年10月東都散歩のための私的な愉しみと記憶神無月の頃、燈火のもとで本を読む。それだけで良い。あと少しは、絵を眺めてみたい。特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」東京国立博物館、2018年10月2日...
四都手帖

四都手帖2018年10月【編集中】

2018年10月の私的な愉しみと記憶神無月の頃、夜は長くなり、そして哀しくもなります。兼好は人恋しくて歩いたのでしょうか。花街は締めくくりの踊り季節になりました。毎週のように忙しかった時も今はありません。記憶は作られ再構成されます。無に帰る...
四都手帖

四都手帖2018年09月【編集中】

2018年9月の私的な愉しみと記憶長月の思ひではなんでしょう。秋めいた感じの古都を味わうのは夕方の風が涼しくなって、花街が賑わいへと変化する時間でしょうか。名残りと先取りを味わうとすれば鱧松をいただくに限ります。馴染みの割烹はそのためにある...