三十三間堂の団扇

四都手帖

三十三間堂は売店とロッカーのあった附属の建屋を工事していて、入口から直接に本堂へ繋がる仮設のスロープができていた。雷神さんにいきなり挨拶した。ご祈祷をお願いして、おしるしの団扇をいただく。去年は線香二つだったのを思い出す。千手観音座像の右手前から赤い絨毯のなかへ入らせてもらい焼香する。こうやって夏の年中行事を繰り返している。旧い木札を持ってくるのを忘れているのもいつものことだ。団扇の風神さんを遣って風神さんに挨拶する。しかし、京都の夏は実は暑すぎて団扇が効かないのだった。

風神雷神と香樹林(線香)

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