水都にある地味な美術館

四都手帖

七条より京阪電車で淀屋橋へ向かう。

中之島は堂島川と土佐堀川に挟まれた中洲である。そんな水都でランチをしょうと大阪市中央公会堂の地下にあるレストランへ向かう。レストラン&バル 中之島ソーシャルイート アウェイクとちょっと長い名前だ。庶民的な値段でランチが食べられる。見回すと女性比率が高い。天井が高いので騒がしさが逃げていく。お酒を飲みたいところだが、この後の日程を考えると、コーヒーにしてしまう。

土佐堀川を上るクルーズ

さて、お隣が大阪市東洋陶磁美術館である。「宮川香山展」がお楽しみだ。先週のNHK日曜美術館で特集をしていたので、混んでるかと思ったが、やはり、陶器と磁器なので地味なのである。並んで観ていくことになる。

特徴のある「高浮彫」だけど、テレビで見た以上に立体的だった。器と鳥の置物を合体して焼いたようなもので、器に描いた絵を浮かび上がらせたどころではないのである。というわけで図録は買わなかった。紙では難しい世界だ。立体スキャンしたデジタル図鑑が欲しいと思った。三菱一号館で「オートクチュール展」はデジタル図録だった。ぐるっと一周して欲しい。

磁器の「釉下彩」も素晴らしく、絵の上手さは群を抜いている。平常展示の歴史的展示物が色褪せて見えた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました