ひととき

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143「ついで参り」千宗室

2021年9月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ついで参り」というタイトルだった。月に二度御霊神社にお参りするという。ある人から教わって祈るのは国のことが先だという。何やら国家神道の話かと思ったが、そのあたりはわから...
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城下町・金沢の麗しき発酵文化

ひととき2021年8月号の特集で小倉ヒラク氏が訪ねた金沢の町は懐かしさを感じた。ひがし茶屋街より車で5分の大桶町のやちや酒造は風情がある。ひがし茶屋街の福光屋ひがしで加賀鳶や福正宗を試飲するのは最高だね。金沢ブルワリーでスタウト飲んで、翌日...
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142「この町の戦争」千宗室

2021年8月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「この町の戦争」というタイトルだった。家元が散歩で堀川通から西へ行くので余計な想像をしてしまった。西陣空襲については「不発弾が一発落ちた」という程度で正しく伝わっていない...
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141「和ちゃんと卵」千宗室

2021年7月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「和ちゃんと卵」というタイトルだった。家元が松鮨の回想をしていた。池波正太郎が書いていたが手元に本がないと不便だ。ないも同然。家元が松鮨の仕事を贔屓にしている祇園南の鮨屋...
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140「お年寄り」千宗室

ひととき 2021年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「お年寄り」というタイトルだった。家元の仕事の一つに箱書きがある。茶道具の「極め」をすることだ。その家元が6月で国家鑑定済の年寄りになるという。六十五歳になると...
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139「岩、漏る」千宗室

ひととき 2021年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「岩、漏る」というタイトルだった。家元が稽古で足袋を履かなかった昔は踵にひび割れができたという。ひび割れた踵にクリームを塗ると書いてきて、「岩もる水」という銘の...
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138「春がふくらむ」千宗室

ひととき 2021年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「春がふくらむ」というタイトルだった。家元が長歩きにでる話だ。寺之内通を東へ向かうと相国寺となるので、長歩きにはならない。そこで西へ向かったわけだが…。「春がふ...
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137「どこも底冷え」千宗室

ひととき 2021年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「どこも底冷え」というタイトルでした。家元が庭の藪椿を見に行こうとして、北風に退散した午後のお話しでした。デスクの周りの10個の箱にポチ袋やら筆記具などを分類し...
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136「万華鏡」千宗室

ひととき 2021年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「万華鏡」というタイトルでした。家元が散歩で手にした万華鏡を西陽に向かって覗いたという話でした。それでは素っ気なさすぎると思うでしょうが、万華鏡を覗いた世界を書...
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135「ことの始めは・・・」千宗室

ひととき 2021年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ことの始めは・・・」というタイトルでした。要するにネタ落ちの話でしたが、亡くなられた家元の母堂に連載の話があって、断ったことがあり、家元がここで12年も連載し...