ひととき

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152「魚素麺の頃」千宗室

2022年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「魚素麺の頃」というタイトルでした。「日記は記録ではない。記憶なのだ」というのは、数値だけでは測れないことも、食日記を見れば、「早々と夏日」が思い出されるそうです。 家元...
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151「おキツネさん」千宗室

2022年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「おキツネさん」というタイトルでした。家元の散歩の話です。珍しく、北大路から衣棚通を上って、北山通を越えたのでした。衣棚通は加茂街道に突き当たり、上賀茂橋を渡れば上賀茂神...
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150「路地の麦酒屋さん」千宗室

2022年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「路地の麦酒屋さん」というタイトルでした。家元の家の近くに麦酒工場(こうば)ができたといいます。あんなところにと言っては失礼ですが、そんな場所です。製造業なのでやっていけ...
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149「地蔵が覗く」千宗室

2022年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「地蔵が覗く」というタイトルでした。不思議なタイトルですね。家元が下鴨を散歩していたときの話のようです。稲荷の祠がある路地を左右どちらに進むか迷って左に進むと視線を感じた...
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148「歩道橋を渡ろう」千宗室

2022年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「歩道橋を渡ろう」というタイトルでした。意味深なタイトルですね。実際そんな終わり方をしています。家元は歩道橋が好きなようです。老朽化して歩道橋は撤去されていきます。堀川上...
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147「七草を叩く」千宗室

2022年1月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「七草を叩く」というタイトルでした。家元の家では七草粥の前日の暮れ方に囃子歌に合わせてまな板に載せた七草を叩くそうです。 「唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に 七草叩く ...
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146「日本海の色」千宗室

『ひととき』2021年12月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「日本海の色」というタイトルでした。家元が原稿が書けなくて母堂に教えを乞うたのは若狭の海の話でした。「太平洋では朝日を顔に受けるけど、若狭では背中に受けるか...
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145「好きだの嫌いだの」千宗室

2021年11月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「好きだの嫌いだの」いうタイトルでした。
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144 「嵐山」千宗室

2021年10月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「嵐山」というタイトルでした。観光地名のタイトルは珍しいことです。なんでも子供の頃に行った落柿舎の記憶が曖昧なので確かめるために出かけたと言います。 二条駅から嵐山まで...
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143「ついで参り」千宗室

2021年9月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「ついで参り」というタイトルだった。月に二度御霊神社にお参りするという。ある人から教わって祈るのは国のことが先だという。何やら国家神道の話かと思ったが、そのあたりはわから...