ひととき 2021年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「春がふくらむ」というタイトルだった。家元が長歩きにでる話だ。寺之内通を東へ向かうと相国寺となるので、長歩きにはならない。そこで西へ向かったわけだが…。
「春がふくらんできた。少しふくらみ、しぼみ、ふくらむ」。
まるで春が呼吸しているかのような表現である。
西大路に着いたら、藁天神から鹿苑寺へ向かうと思いきや、紙屋川に沿って下がる。御土居を見に行ったのだった。
帰りは千本に差し掛かる手前の小振りなブランコのある公園というから、五辻七本松の翔鸞公園かと思ったが、紙屋川からは繋がらない。千本丸田町上ルの内野公園なら平安宮朝堂院大極殿跡でもあり、少し下がりすぎてもいるが、そんなところだろう。
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