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『白』(2008)その2

原研哉『白』中央公論新社、2008年第二章しとしろしき触発力「紙はメディアである。しかし、メディアの本質は実用性のみならず、むしろそれが人間の創造性やコミュニケーションへの衝動をいかに刺激し鼓舞するかという点にある」(P14)。「紙は、混沌...
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『白』(2008)

原研哉『白』中央公論新社、2008年著者自装の本は表紙も白だし、ジャケットも白に黒い文字のモノトーンの世界である。4章からなる。第一章 白の発見第二章 紙第三章 空白 エンプティネス第四章 白へそして、英訳されている。英語の方が伝わる。Ca...
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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)その6

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版やはり、人間には休みが必要です。超高速で『ブッダ最後の旅』(岩波文庫、1980)を読み直したりするには絶対的な時間が足りません。第三章 ダルマ...
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『白百』(2018)

原研哉『白百』中央公論新社、2018年書誌情報読売オンラインに2015年3月24日から2017年3月28日まで100回掲載されたエッセイをもとにした単行本である。上田義彦氏の写真が4枚、関口尚志の写真が1枚納められている。原研哉氏は『白』(...
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『正倉院文書の世界』(2010)

丸山裕美子『正倉院文書の世界 よみがえる天平の時代』中公新書、2010年奈良国立博物館で正倉院文書を見たことがありました。戸籍を見ると、強い中央集権国家のイメージを受けました。だから、大津透氏の『律令国家と隋唐文明』(岩波新書、2020年)...
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『正倉院 歴史と宝物』(2008)

杉本一樹『正倉院 歴史と宝物』中公新書、2008年正倉院の創建は不明ですが、聖武天皇の薨去された天平勝宝八歳(756)以降と考えても、1,200年以上が経過しています。正倉院の宝物については、秋の正倉院展が奈良国立博物館で開催されたのを数回...
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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)その5

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版一日の読書が進まないのは、日中はリモートワークしているので、夜になって疲れてしまうからです。通勤もないのに疲れてしまうのは、運動不足になってい...
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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)その4

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版第二章 人間三千大千世界の宇宙の次は三界、五趣、四生から人間の存在を考えます。宇宙の中に生まれて死ぬいのちある者、すなわち有情(うじよう、サッ...
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『日日是好日』(2008)は雨の日に読むに限る

森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』新潮文庫、2008年、2011年第4刷「すると、ある日突然、雨が生ぬるく匂い始めた。「あ、夕立が来る」と、思った。庭木を叩く雨粒が、今までとはちがう音に聞こえた。その直後、あたりに...
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『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』(1969)その3

桜部建・上山春平『仏教の思想2 存在の分析<アビダルマ>』角川書店、1969年、1978年第10版定方晟『須弥山と極楽 仏教の宇宙観』(講談社現代新書、1973年)は『倶舎論』の世界、三千大千世界の話でした。これがアビダルマの話と思わずに読...