『羊皮紙のすべて』(2021)

Goinkyodo通信 読書時間

八木健治『羊皮紙のすべて』青土社、2021年

羊皮紙に関し、基礎編と実践編に分けて書いてある。500頁を超える本である。第2章まで読んで、羊皮紙が羊、仔牛、山羊の皮を加工して作られることまで、理解した。第3章では、羊皮紙の作り方の話になる。

どうやら、オーナーさんはヨーロッパの中世の製紙事情について、著者から情報を得たいようだった。図版について詳細な注記を付ける著者であるが製紙工場の記述について出典を明らかにする記載がない。もっとも、羊皮紙が主題の本であるため紙そのもの歴史には力を入れていないということはあり得る。

コメント

タイトルとURLをコピーしました