原研哉『白百』中央公論新社、2018年
書誌情報
読売オンラインに2015年3月24日から2017年3月28日まで100回掲載されたエッセイをもとにした単行本である。上田義彦氏の写真が4枚、関口尚志の写真が1枚納められている。原研哉氏は『白』(中央公論新社、2008年)があり、概念的なものを語った。それの具体編ということになる。
32「白湯」は、茶の湯において白湯(さゆ)を供する話から始まり、実際に紙粘土で急須と茶碗を作ったものを元にデザインして、中国の景徳鎮で作らせた茶器を「白湯呑」と名付けた話である。
「白湯」という言葉はいかにも日本らしい言葉だ。
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原研哉『白』(2008)
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