『タオーー老子』(2006)

読書時間

加島祥造『タオーー老子』ちくま文庫、2006年、2007年第2刷

やはり出てきた。完訳版である。本の片付けはすべきである。記憶はあてにならないのだから。

本書は文庫版であるが、訳文の文字が大きいのでルーペがいらないのが嬉しい。

道(タオ)と徳(テー)の81章からなる。

私は著者の訳のどのバージョンが好みなのか、そして、それは何故なのか。いつか振り返ろうと思うけれど、今は読むだけで満足して、先に行くことにする。私の想像力を刺激してくれるフレーズを求めているだけだから。

書誌情報

あとがきによると、2000年の筑摩書房版はパルコ版『タオーヒア・ナウ』をちくま文庫に入れる予定だった。それを加島祥造氏の申し出で新しい訳になったという。

文庫版あとがきによると、元版には「老子」のなかの有名な句を抜き出して、その下に林語堂の英語訳をおいたというが、文庫版では省略されている。一部改訳したという。林語堂の英訳もいつか読んでみたい。

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