『教養としての政治学入門』(2020)

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成蹊大学法学部編『教養としての政治学入門』 ちくま新書、2019年3月、kindle版

今井貴子氏ははじめにで「本書は、成蹊大学法学部政治学科に在籍する研究者による政治学の入門書である」と要約している。

 

第1章[日本政治]議院内閣制と政党政治──日本はいかなる政治システムの国か?」高安健将

 

政治制度の形態で大統領制と議員内閣制があり、日本は議員内閣制と習ったが、日本が採用する二院制を考えるとそう単純に言えないという。英国と同様に、首相の選任と内閣の成立に直接関与するのは議会であるが、日本は衆議院である。参議院は直接的な関与が認められない。そこをどう整理するかという観点から議論をみていくと日本の政治制度を考える論点が出てきて入門の役割を終える。その意味では三権分立を問えば面白いと思ったが、入門の域を超えているのだろう。

 

注)ePUBではページ番号がないので、引用箇所を示すのが難しい。例えば上記の一文を引用しようとすると書名と著者名とURLがkindleから得られる。そういえば、最近は原書を買っていない。翻訳書ばかりだ。kindle版からの引用を見たことがない。

 

「本書は、成蹊大学法学部政治学科に在籍する研究者による政治学の入門書である。」

—『教養としての政治学入門 (ちくま新書)』成蹊大学法学部著

教養としての政治学入門 (ちくま新書)
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