断片記憶 図録とは何か 図録が今の形になったのはいつなのだろうか。展覧会の主催者の挨拶があり、展示の目的が語られて、学芸員か専門家による最近の研究成果の紹介があり、出展目録がついて、気の利いた図録なら、英語での説明も付いてくる。広辞苑無料検索で「図録」を引くと、「... 2019.07.21 断片記憶
断片記憶 撤退戦を戦う 撤退戦ということで、昨日の話の続きと思われた方には済まないが、テーマからして本の内容ではなく本の片付けの話である。梅雨空にモチベーションの上がらない日々が続く。本を整理することは、その分野から撤退することを意味する。また、時期をみて巻き返せ... 2019.07.20 断片記憶
視聴時間 『虎口からの脱出』(1986)再読 影山民夫『虎口からの脱出』新潮社、1986年、1987年第5刷S・L・トンプソン、高見浩訳『A-10奪還チーム 出動せよ』(新潮社、1982年)を読んだ影山民夫が書いた冒険小説だ。読んだと思うがすっかり忘れている。献辞が「あの酒場で出会った... 2019.07.19 視聴時間
読書時間 『「近代の超克」とは何か』(2008) 子安宣邦『「近代の超克」とは何か』青土社、2008年第3刷「近代の超克」は文學界の座談会「近代の超克」(1942年9月10月号)だけでなく、中央公論の座談会「世界史的立場と日本」(1941年1月号、4月号、18年新年号)を含めた広い概念と竹... 2019.07.18 読書時間
読書時間 『ボビー・フィッシャーのチェス入門』(1974)再読 ボビー・フィッシャー、東公平訳『ボビー・フィッシャーのチェス入門』河出書房新社、1974年、1995年第25刷本の片付けをしていて出てきた懐かしい本。ページの裏に答えがある構成になっていて、最後まで読むと、本を逆さまにして続きが始まるという... 2019.07.17 読書時間
断片記憶 本を読まずに過ごす休日 本を手にしない一日を過ごした。病院で本が読めない時間を経験したことを思い出す。その時はラジオとCDのお世話になった。そのCDプレーヤーも本の片付けで出てきた。危険物の日に処分することになる。活字中毒と昔は言ったが、今の人はSNS中毒だろう。... 2019.07.16 断片記憶
読書時間 『近代の超克』(1979)版を読み返す 河上徹太郎、竹内好『近代の超克』冨山房百科文庫、1979年、2010年第11刷松本健一の解題によれば、第Ⅰ部の知的協力会議 座談会「近代の超克」(1942年)から第Ⅱ部は竹内好の論文「近代の超克」(1959年)は「思想としての「近代の超克」... 2019.07.15 読書時間
読書時間 『マキァヴェッリ 『君子論』をよむ』(2019) 鹿子生浩輝『マキァヴェッリ 『君子論』をよむ』岩波新書、2019年戻ってくるところはマキァヴェッリである。この政治思想家は誤解され続けていると著者の鹿子生浩輝氏はいう。その原因は「マキァヴェッリの置かれていた歴史的状況や彼が取り組もうとして... 2019.07.14 読書時間
読書時間 『鮨屋の人間力』(2007) 中澤圭二『鮨屋の人間力』文春新書、2007年四谷のすし匠の主人の鮨屋修行の本である。買ってから放置すること久しかった。たまたま、本の片付けの日に、若者が本棚に見つけた。どうにか雪壁のように本棚の前に積まれている段ボールを一列分移動したので、... 2019.07.13 読書時間
読書時間 『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』(2003) 奈良文化財研究所編『奈良の寺 ー世界遺産を歩くー』岩波新書、2003年、2007年第13刷第一次大極殿は2010年平城遷都千三百年に復元したというから、この本の時は建設中だった。朱雀門はできていたので、近鉄京都線で近鉄奈良に向かうと朱色の門... 2019.07.12 読書時間