91 「雨音と黒縁メガネ」千宗室

ひととき

ひととき 2017年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「雨音と黒縁メガネ」というタイトルでした。家元が期待していた本に裏切られて所在のない夜を過ごすことになった。雨音がフォービートに聴こえ、ジャズのCDを捜すことにしましたが、選ぶのが億劫です。雨粒が樋に当たり高音域になった時、ピアノトリオが聴きたくなって、ラックからCDの抜いているうちに崩壊が始まりました。結局、手にしたのはビル・エバンスだったといいます。家元の好みではありませんが、2度聴いて、エバンスが何か語りたいことは理解できたといいます。

御池地下街で毎夏レコード市が立つので、「エサ箱」を覗きに行きたいといっています。

私もレコード持っていますが、眉間に皺を寄せてビル・エバンスを聴きたくはないですね。ピアノの音に雨の音がまじるのも、何か静かさを感じます。私の寝室にCDラックがありますが、何か聴くというと億劫なので、封も切らずに飾っているものもあります。

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