竹の径

古都を旅する

週刊新潮の「とっておき私の京都」作家の垣根涼介氏の3回目は「竹の径」だった。向日市の西ノ岡竹林道を「竹の径」という。全長約1.8kmの道に8種類の竹垣が現れる。私が気になったのは、垣根涼介氏が写っている竹林に「史跡乙訓古墳群 寺戸大塚古墳」の石碑が本文に何の説明もなく立っていたことだった。

プラス1は「京都市洛西竹林公園」だった。応仁の乱で小川(こかわ)に架かる百々橋(どどばし)は激戦地となった。近世に石橋になったが、昭和38年に小川が埋立された時に、京都市洛西竹林公園に解体した橋材が移され復元された。百々橋の疎石の一つは室町小学校の校庭に、もう一つは百々橋の跡地に残されている。

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