『王陽明研究』(1920)

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安岡正篤『王陽明研究』明徳出版社、1920年、2007年新版第11版

安岡正篤(やすおか まさひろ 1898-1983)が大正11年に書いた王陽明に関する本である。新序(昭和35年)では、「今度この若き日の著作を読むと、何といっても練れていない、精しくない、広くない、稚拙さを感じるが、さてその反面、かういふ純情熱烈さはもう出ないのではないかといふ浩歎もある」(P4)と感慨深げである。

儒教に対し仏教と道教と一緒にして、前者は「善」を後者は「真」を主張するという東洋の二大思潮を論じることから始まる。前回もここまで読んで、理解するためには基礎的なものが欠けていると思って、読むのをやめていたのを思い出した。今回も状況はほぼ変わらない。気持ちが前向きになっているので、読み続けることにする。

#思想

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