読書時間

『歌仙の愉しみ』(2008)

丸谷才一、岡野弘彦、大岡信『歌仙の愉しみ』岩波新書、2008年『とくとく歌仙』がでてきて懐かしかった。それで、研究所の書庫へ分入ったら、『歌仙の愉しみ』がでてきたし、『完本 風狂始末』も見つかった。歌仙を読むとその深みは果てしない気がする。...
断片記憶

TOP HATを観る

赤坂ACTシアターで宝塚宙組のTOP HATを知人と観る。テンポが良く楽しい3時間だった。ACTカフェでRansonを2杯飲む。帝国劇場のなんちゃってフレシネではないのが嬉しい。しかし、ACTシアターはちょっと狭いので30分のインターミッシ...
断片記憶

本を読む順序

安東次男『完本 風狂始末―芭蕉連句評釈』ちくま学芸文庫、2005年研究所の本棚にお前立ち宜しくあった。若者が段ボール箱から本棚へ移したものだ。よくぞ持っていたなと思う。10年前の本であるがAmazonでは倍くらいしている。谷沢永一氏が70代...
読書時間

『新版 徒然草 現代語訳付き』(2015)

小川剛生訳注『新版 徒然草 現代語訳付き』角川ソフィア文庫、2015年解説だけを読む。兼好法師が卜部氏の神祇官人で吉田社の祠官であった吉田家に生まれたとする従来の通説を小川剛生氏は否定する。詳しくは「卜部兼好伝批判ー「兼好法師」から「吉田兼...
読書時間

『展望の山旅 山から見る山・町から見る山』(1987)

藤本一美・田代博編著『展望の山旅 山から見る山・町から見る山』実業之日本社、1987年第3刷天気が良く山頂からの展望があればこれに越したことはない。連なった山々に名のある山を同定できればなお嬉しい。この本はそうした願いを叶えてくれる。本書に...
古都を旅する

石峰寺

週刊新潮の「とっておき私の京都」俳優の西村和彦氏の3回目は「石峰寺」だった。伏見区の出身だけはある。黄檗宗百丈山石峰寺は伊藤若冲の五百羅漢で有名な寺ある。山門がユニークだと思う。ちょっとアプローチが分かりにくい。五百羅漢を見に行く時は虫に注...
書籍目録

2015年03月購入古書

2015年03月購入古書【思想】島薗進・永見勇一監修『スピリチュアリティといのちの未来』人文書院、2007年南博『日本人論 明治から今日まで』岩波書店、1994年ジャン・メイノー、壽里茂訳『テクノクラシー』ダイヤモンド社、1973年【知】モ...
書籍目録

2015年03月購入図書

2015年03月購入図書【歴史】王敏『禹王と日本人―「治水神」がつなぐ東アジア (NHKブックス No.1226)』NHK出版、2014年岡田暁生『西洋音楽史 「クラッシック」の黄昏』中公新書、2005年、2012年第17刷今野真二『戦国の...
旅の時間

北野をどり 2015を観る

今年も、北野をどりを見にこれて良かった。プログラム第一部 舞踊劇 四條かぶき四條念仏踊りかと思うくらい渋い演出で、亡き名古屋山三(さんざ)さまを慕う阿国と葛城太夫の哀れを誘う。第二部 純舞踊 舞姿つなぎ団子十二月長崎ぶらぶら節(長崎浜節、長...
断片記憶

錦糸公園で花見をする

錦糸公園で花見をする。もう何年も繰り返してきたイベントだ。季節の変わり目に乾杯する。
読書時間

『百人一首』(1976)

安東次男『百人一首』新潮文庫、1976年百人一首に関しては手元に安東次男の『百人一首』のみを残している。この本は「百人秀歌」を巻頭に据え、「百首通見ー小倉百人一首全評釈」からなる。カルタに夢中になっているときは歌人については興味がなかった。...
古都を旅する

京都市青少年科学センター

週刊新潮の「とっておき私の京都」西村和彦氏の2回目は「京都市青少年科学センター」だった。伏見区にあると言っても名神を越えたところなので、少しく不便だ。西村和彦氏は伏見区が学区なのでさすがに地元というセレクションだ。プラス1は「仁志むら亭」で...
ひととき

66 「M軒」千宗室

ひととき 2015年4月号の千宗室さんの京都の路地まわり道は「M軒」だった。京都のフランス料理店といえば四条にあった頃からM軒である。家元が高島屋の手前で信号待ちしていたときの感想である。相変わらず散歩の範囲は狭いようだ。今は花街に合わせ外...
読書時間

『手段と目的 フレスコ画の歴史』(1988)

E.H.ゴンブリッチ、高階秀爾訳『手段と目的 フレスコ画の歴史』白水社アートコレクション、1988年本書はフレスコ画の歴史を扱っているが、「ここでは技法としての「フレスコ」ではなく、教会や宮殿など、建造物の壁面を飾る「壁画」(天井画も含めて...
読書時間

『車窓の山旅・中央線から見える山』(1985)

山村正光『車窓の山旅・中央線から見える山』実業之日本社、1985年第3刷車窓から眺める山の名前が分かればどんなにか楽しいことだろう。スマホの地図が大概は教えてくれるのだろうが、通り一遍では見逃してしまう山を押さえているのがこの本の頼もしいと...