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『英語独習法』(2020)

今井むつみ『英語独習法』岩波新書、2020年第1章 認知のしくみから学習法を見直そう第2章 「知っている」と「使える」は別第3章 氷山の水面下の知識第4章 日本語と英語のスキーマのズレ(第5章以下はその2)今井むつみ氏は認知科学の専門家で、...
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『パサージュ論(一)』(2020)

ヴァルター・ベンヤミン、今村仁司、三島憲一、大貫敦子、高橋順一、塚原史、細見和之、村岡晋一、山本尤、横張誠、與謝野文子、吉村和明訳『パサージュ論(一)』岩波文庫、2020年書誌情報岩波書店の『パサージュ論』は単行本全五巻が1993年に刊行さ...
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『定本酒呑童子の誕生』(2020)その3

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年大江山(大枝山)は四角四境祭が行われたところで、酒呑童子の首塚が祀られている。「古代・中世を通じ「鬼気」のより来る場所として、同時にその侵入をさえぎり、都を頂点とす...
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『物言はぬ顔』(1912)

小川未明『物言はぬ顔』春陽堂、1912年第3版小川未明の小説をLe Petit Parisienの石川さんに借りて読んだ。9頁から16頁が製本の手違いでダブっていたのには驚いたが、文章は淡々と淋しい調子で書かれていた。童子作家の顔しか知らな...
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『定本酒呑童子の誕生』(2020)その2

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年大江山の酒呑童子の物語は「南北朝・室町初期成立といわれる逸翁美術館蔵『大江山絵詞』を初見とし」(P11)ている。高橋昌明氏によると、大江山はどこかという問題があると...
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『唯脳論』(1998)

養老孟司『唯脳論』ちくま学芸文庫、1998年、2003年第9刷書誌情報『唯脳論』(青土社、1989年)を文庫化した。解説 澤口俊之氏「ヒトが人である所以は、シンボル活動にある、言語、芸術、科学、宗教、等々。これはすべて、脳の機能である」(P...
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『定本酒呑童子の誕生』(2020)

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年書誌情報『酒呑童子の誕生ーーもうひとつの日本文化』は1992年に中公新書、2005年に中公文庫となった。中公文庫版に「〈補説3〉描かれたモノノケ」「【付録2】鬼と天...
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『不滅の哲学 池田晶子』(2020)その3

若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』亜紀書房、2020年オンライン読書会があるので、また『不滅の哲学 池田晶子』を取り出す。テーマは第一章 孤独な思索者(P5〜21)である。読み直すと何か別な観点が見えてくるのだろうか。池田晶子を読んだことはな...
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『脳の中の過程』(1986)

養老孟司『脳の中の過程』哲学書房、1986年養老孟司氏の『バカの壁』を読み返そうと思ったけど、見つからないので、第2エッセイ集を取り出してみた。「馬鹿の壁」はすでに現れている。「ものが理解できない状態を、私は「馬鹿の壁」と呼ぶ」(「哲学と理...
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『空海コレクション2』(2004)

宮坂宥勝監修『空海コレクション2』ちくま学芸文庫、2004年、2019年第9刷書誌情報即身成仏義 頼富本宏訳注声字実相義 北尾隆心訳注吽字義 北尾隆心訳注般若心経秘鍵 頼富本宏訳注以上は『弘法大師全集』を底本に用いた。請来目録 真保龍敞訳注...