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『定本酒呑童子の誕生』(2020)

髙橋昌明『定本酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』岩波現代文庫、2020年 書誌情報 『酒呑童子の誕生ーーもうひとつの日本文化』は1992年に中公新書、2005年に中公文庫となった。中公文庫版に「〈補説3〉描かれたモノノケ」「【付録2】鬼...
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『不滅の哲学 池田晶子』(2020)その3

若松英輔『不滅の哲学 池田晶子』亜紀書房、2020年 オンライン読書会があるので、また『不滅の哲学 池田晶子』を取り出す。テーマは第一章 孤独な思索者(P5〜21)である。読み直すと何か別な観点が見えてくるのだろうか。 池田晶子を読んだこと...
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『脳の中の過程』(1986)

養老孟司『脳の中の過程』哲学書房、1986年 養老孟司氏の『バカの壁』を読み返そうと思ったけど、見つからないので、第2エッセイ集を取り出してみた。「馬鹿の壁」はすでに現れている。「ものが理解できない状態を、私は「馬鹿の壁」と呼ぶ」(「哲学と...
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『空海コレクション2』(2004)

宮坂宥勝監修『空海コレクション2』ちくま学芸文庫、2004年、2019年第9刷 書誌情報 即身成仏義 頼富本宏訳注 声字実相義 北尾隆心訳注 吽字義 北尾隆心訳注 般若心経秘鍵 頼富本宏訳注 以上は『弘法大師全集』を底本に用いた。 請来目録...
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『京都・一五四七年』(2003)

今谷明『京都・一五四七年 上杉本洛中洛外図の謎を解く』平凡社ライブラリー、2003年 洛中洛外図は今谷明氏の『京都・一五四七年』(平凡社ライブラリー)、瀬田勝哉氏の『洛中洛外の群像』(平凡社ライブラリー)、黒田日出男氏の『謎とき洛中洛外図』...
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『戦国時代の貴族』(2002)

今谷明『戦国時代の貴族 『言継卿記』が描く京都』講談社学術文庫、2002年 前に読んだ時は、言継のあと息子の言経の代で没落したことが残念な気がした。 信長の時代に『言継卿記』という一次史料があることで、戦国大名のことが語れる。河内将芳氏の描...
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『増補 絵画史料で歴史を読む』(2007)その2

黒田日出男『増補 絵画史料で歴史を読む』ちくま学芸文庫、2007年 神護寺の三像については、いつだったか、5月の連休に虫干されたのを見に伺ったことがある。 絹本著色伝源頼朝像、絹本著色伝平重盛像、絹本著色伝藤原光能像は1951年に国宝に指定...
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『増補 絵画史料で歴史を読む』(2007)

黒田日出男『増補 絵画史料で歴史を読む』ちくま学芸文庫、2007年 第9章坐法の文化ーー初期洛中洛外図屏風では医学博士入澤達吉氏の「日本人の坐り方に就いて」(『史学雑誌』三一編八号(1920年))が要約され、日本流の坐り方が10種類あげられ...
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『宗教以前』(2010)その3

高取正男、橋本峰雄『宗教以前』ちくま学芸文庫、2010年 本書の本になったテキストは50年以上前に書かれたものであり、そこで取り上げられた習俗は明治の話だったりして、さらに100年以上前のものであったりする。その習俗が現代社会の中でどうなる...
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『宗教以前』(2010)その2

高取正男、橋本峰雄『宗教以前』ちくま学芸文庫、2010年 タイトルの「宗教以前」の意味が序章に書いてある。 「本書は、以上略説したような意味における日本の民俗ーー常民の生活文化を通して、日本人の伝統的な宗教意識のありかたの諸相をさぐり、あわ...