断片記憶

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私家版という愉しみ

京都に行くことはもはや旅行という気がしていないが、交遊場面は当事者間でしかわからないため、私家版と称して書き留めている。それを読み返すのも年の瀬という感じがする。私家版というと自費出版の話と勘違いされそうであるが、公開しないブログのようなも...
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冬のライトアップ再び

今年も竹を使ったライトアップが始まっていました。月例会があるのでゆっくり味わうこともできずに寒さの増した夕暮れ時を急いでいました。
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片付け三昧

世は断捨離である。花火で片付いていたはずの部屋も動線がなくなって物がなくなり始めた。片付けることはストレスである。だから先延ばししているが、年末年始をスッキリ迎えたいので床に置いてあるものは片付けることにした。段ボール箱から出して戻していな...
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変わってしまった日常

行き付けだった小料理屋や喫茶店が閉まってみると、自分を形成していた何かが失われたような気がする。日常が慣れの問題だとすると、何かでそれを埋める必要があるのだろうか、それとも外面というのは自然と形成されていくものなのだろうか。居心地というのは...
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休みにやること

普段はできないことを休みにするには、後回しにしたいという欲求に勝たなければならない。スケジュール帳にToDoを載せているが、普段の買い物などのタスクは入れても、キッチンの掃除をするとか、生活環境周りの改善計画はタスクに落ちていなかった。漠然...
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師走は速い

定例会が8時からあるとほんとに朝の時間がない。まして、朝食がでないと早く起きるか、朝ぬきにするかその後にブランチにするかしないといけないので1日のリズムに影響する。翌日は夜の勉強会があったりしたので1週間が経つのが速かった。今月は日程をあま...
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『秘戯』のbefore and after

深沢七郎記念館のイベントで頂いた『秘戯』(夢屋書店、1979年)をLe Petit Parisienのオーナーさんが糸綴じしてくれた。そのまま読んでいると背糊が剥がれてバラバラになってしまう恐れがあった。和綴本の製作過程のものだったのだろう...
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お酉さんのお土産

鷲神社にお詣りした時、懐かしいニッキが屋台に出ていたので買い求めた。この香りを嗅ぐと子供時分のことを思い出す。昔の縁日は楽しかった。今よりはものがなかったけれども、そこでしか会えないものばかりだった。
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急に寒くなって思ったこと

読書の秋は掛け声だけで終わってしまった感がある。既に街は冬の装いとなっている。人生の冬に読む本はどんなものだろうか。養老孟司氏によると若いうちに考えても無駄だという。人は変わるからなのだそうだ。年をとってから読もうと思って買った本が重荷にな...
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そういえば『哲学以外』も読みたくなる

日本経済新聞の読書欄に別所真紀子氏が「木田元の読書遍歴 哲学以外に惹かれて」を書いていた。木田元『哲学以外』(みすず書房、1997年)を別所氏が図書館の書架から手に取った話が、『日本名著全集』(日本名著全集刊行會、1926年〜29年)を最近...