本を買う理由

断片記憶

購入図書や購入古書に購入後記をつけることをしてきた。以前は、月単位で購入図書や購入古書に購入後記を書いていたので一行書になっていた(時間をおけば直接の動機や目的が曖昧になる)。そこで購入の都度、購入図書や購入古書の購入後記を書くようにした。煩わしいが、記憶の風化を考えれば出来るだけ現場に近い時点がよいと考えたわけだ。

購入後記を読み返すと、確かに内容にも触れたり、本を買う理由らしきものが書かれていた(本の価値をどう考えるかを書いていたりする)。動機付けはわかるのだが、買ってまでして本を読む理由にはならないような気もする。もっと直接的な理由があるのではないか。そのことを書くことで、縁のない本を買うことが少なくなればと考えている。書籍目録のカテゴリにも日々の葛藤が現れているのである。読み返すことで〈私〉が何を追求したいのかがわからなければ意味がない。

Nihil sine ratione faciendum est.(Seneca)

何事も理由なしにしてはならない。(セネカ)

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