ひととき

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奈良その奥から20「K女の涙」

岡本彰夫 『ひととき』2020年6月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「K女の涙」について『ひととき』2020年6月号に書いていました。挫折して涙をみせた人に「生御霊祭(いきみたままつり)」のこと話して励ましたのでした。「奈良の山中になあ、お...
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128「衣替え」千宗室

ひととき 2020年6月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「衣替え」というタイトルでした。家元が仕事着として使う羽二重とお召以外の着物を持っていなかったと書いてしました。仕事熱心な家元らしいと思いましたが、普段着の着物...
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奈良その奥から19「浮世離れ」

岡本彰夫 『ひととき』2020年5月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「浮世離れ」について『ひととき』2020年5月号に書いていました。自分が好んでやって来たことは、一貫して「浮世離れ」だといいます。あまり「浮世離れ」という言葉は遣われません...
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127「月家」千宗室

ひととき 2020年5月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「月家」というタイトルでした。天神さんにつかず離れずの辺りの路地の突き当たりにある骨董屋(仮に「月家」とした)のお話でした。芥子色の暖簾に真っ白な丸が染め抜かれ...
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奈良その奥から18「石工の誓い」

岡本彰夫 『ひととき』2020年4月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「石工の誓い」について『ひととき』2020年4月号に書いていました。奈良県明日香村の高松塚古墳の壁画にカビが生じた事件で、解体修理を施すべく選ばれたのが奈良の石工、左野勝司...
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126「丸い雨」千宗室

ひととき 2020年4月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「丸い雨」というタイトルでした。久しぶりに家元の町歩きです。松尾から西の方角といいます。膝ぐらいの高さの河原を載せた土塀があり、その畳一枚ほど奥に焙った板塀のあ...
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奈良その奥から 17 「市井の智者」

岡本彰夫 『ひととき』2020年3月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「市井の智者」について『ひととき』2020年3人号に書いていました。人生の支えとなる言葉として諺というものは必要だといいます。大和にも大和独特の言いまわしの諺があるそうです...
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125「般若のひと睨み」千宗室

ひととき 2020年3月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「般若のひと睨み」というタイトルでした。家元の土蔵の扉の上に般若の面が掛けてあるのが子供の頃から恐ろしかったといいます。そして、ランタンを下げて土蔵の地下へ降り...
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奈良その奥から 16「美しく老いる」

岡本彰夫 『ひととき』2020年2月号元春日大社権宮司の岡本彰夫氏が「美しく老いる」について『ひととき』2020年2月号に書いていました。「ツロク」(均衡)が大切だというお話でした。岡本彰夫氏が母に言われたそうです。骨董好きな岡本彰夫氏にそ...
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124「クラゲドーム」千宗室

ひととき 2020年2月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「クラゲドーム」というタイトルでした。家元の住んでいる辺は夜空が広いといいます。「真っ黒で、所々が茄子紺で、雲の輪郭が伺えるように思える晩もある」といいます。し...