書籍目録

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2024年01月書籍往来

事務所の書棚から、引き抜いて読み始めた。 辻邦生の第二エッセー集である。パラフィン紙は焼けて硬化しパラパラと断片となって落ちていく。箱も染みだらけになっていた。本への愛情が足りなかったことを思い出させた。 「しかし自然の孤独がもたらしてくれ...
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2024年01月購入図書

師走は呆気なく終わり、はや正月気分も抜けようとしている。 (購入後記) なんと山括弧塾のオンライン講座を申し込んでから、Web春秋を読んでいる。逆だと言われても仕方がないことだ。しかし、私は永井均氏の本を通勤時間に読みながら、どんどん遡る読...
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2023年12月購入図書(その11)

師走の最後のネット注文分が届いた。 (購入後記) ドイツ語に今更どんな用があるのだろうかと自問自答してみる。トマス・マンを語る辻邦生がちょっと顔を出しただけなのかもしれない。知りたいことは山ほどあるさ、ただ自分にはそんなに時間が残っていない...
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2023年12月購入図書(その10)

師走も暮れなんとするのに、「異生羝羊心」の如く本を貪り求めてやまない。 (購入後記) 本屋の棚でそこだけなかったのでネット注文した。〈私〉を追求する過程で必要と判断したのである。 ジョン・エリス・マクタガート、永井均 訳・注解と論評『時間の...
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2023年12月購入図書(その9)

師走も押し迫った。アンソロジーは一生ものだな。 (購入後記) 訳文、ギリシア語・ラテン語の原文、著者名、作品名、該当箇所、訳書の頁数で項目ごとにまとめてある。ギリシア語が読めるといいなあと思うようになる。しかし、それは望むべくもないこと。ラ...
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2023年12月購入図書(その8)

師走最後の忘年会や研究会で読む暇はないのに買ってしまうのは何か気持ちが年末に向けて急いているのだろうか。 (購入後記) 中世は荘園がわからないと始まらない。荘園について網野善彦氏が書いていることを知りたくなった。清水克之氏の解説が丁寧である...
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2023年12月購入図書(その7)

師走の電車が混んでいるので、本を読んでいる余裕もないけれど、気になる人の本はぱらっとめくりたくなる。 (購入後記) 隈研吾氏の新書を手に取った時、読まないかもしれないという考えが頭を過ったが、今までも読んできているので、隈研吾氏の考えがどう...
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2023年12月購入図書(その6)

師走の終わりは今年の終わりです。 (購入後記) 読書会の参加者の方が別に読書会をしているという本を紹介してくれたので、買ってきた。今の読書会で読んでいる『はじめての「生と死から学ぶ空海の思想」入門』と内容が被るので、相互補完的に読めるのでは...
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2023年12月購入図書(その5)

師走も後半戦になった。本当に速くてやになる。卯歳だからか。来年は辰である。 (購入後記) ゲンロンカフェでバロックの哲学のセミナーで聴いたアダム・タカハシ氏の書いたものが読みたいと思っていたが、近くの本屋にはなかったので、たまに行く本屋にあ...
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2023年12月購入図書(その4)

師走の時間は昼が短いせいで速く感じるのかもしれない。 (購入後記) スピノザを読んでいるけれども遅々として進まない。受験参考書ならば挫折しているようなものである。読み物としては『知性改善論』は薄いので読めそうな気がした。ラテン語版を読むのは...