2024年06月購入図書(その8)

書籍目録

今年の梅雨入りは6月21日と平年(6月10日)と比べて10日以上も遅くなりました。水無月の読書時間はあっという間に経っていきました。子安宣邦先生の本を2冊も読むことになるとは思いもしませんでしたが、市民講座の日々が懐かしく思い出されます。

(購入後記)

子安宣邦先生の『天皇論』のあとがきを読むと、これが最終講義で擱筆としたことが書かれていました。最後の本になるのかなと思いましたら、白澤社の坂本信弘氏が最後の著作をまとめていただいたようです。

薬袋善郎氏の本が英語コーナーになく、思想のコーナーにあったのは帯のデモクラシーの危機に引き摺られたのかなと思いました。「本書はどういう本かを読むと、本書は「ミル『自由論』の英文のコンメンタール(Kommentar):逐文解説書)』です」。この本を読む人は本当に薬袋善郎の語り口が好きな人でしょうね。遅読以外に読むことは不可能でしょう。parsingしながら一文一文を薬袋善郎氏と読んでいくのですから。

【思想】

子安宣邦『可能性としての東アジア』白澤社、2024年

薬袋善郎『ミル『自由論』原書精読2 行動制限の原理』研究社、2024年

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