2018年02月書籍往来
森野宗明氏は大学受験講座でお世話になった。本書はNHKの放送ライブラリーだった。教育テレビで1975年12月から1976年3月まで放送された市民大学講座「伊勢物語ー愛と叙情の文学」が土台となっている。
石川淳選集で「西游日録」を読むために買った。吉田健一や河上徹太郎を図書館で借りで読んいた時期なので、石川淳も図書館で借りて読めばよいということになり、石川淳はこの本しか持っていない。
辻邦生から森有正を読んでいた延長線に中村雄二郎があると大学の時は考えていた。この本を思い出したのは、木村敏氏の『異常の構造』(1973)で共通感覚に言及していたからだった。
【知】
中村雄二郎『考える楽しみ 共通感覚を求めて』青土社、1979年
【文学】
森野宗明『伊勢物語の世界』日本放送出版協会、1978年
【エッセイ】
石川淳『石川淳選集 第十七巻 評論随筆七』岩波書店、1981年
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