文月は天気があてにならない月だ。花火大会もあるので本を増やすことを自粛してきた経緯がある。当日のスペースを確保するため適当に何処かに仕舞われて読みかけの本が見つからなくなることが度々生じた。もっとも、いつだって読みかけの本ばかりであるが、今でも時々探している本があるくらいだ。私の関心の方向は思想と歴史に結局は落ち着くのだろうか、もう、読まないだろう本を眺めていてふと思う。日本を識るということが他国との比較であったり、歴史を遡ったりすることになるから、語学もするし、古文、漢文を読むし、絵画を眺めもする。
(購入後記)
本書は箱入りの本でパラフィンで覆われていた。そういう本は暫く買ったことがなかった。和室に飾って置くか、いや、本棚に場所を見つけてやりたい。
Xで薮本勝治『吾妻鏡ー鎌倉幕府正史の虚実』(中公新書、2024年7月22日)の発売案内を見て、自分のブログを検索してみた。記憶にある名前だった。論文を取り寄せて読んだことが書かれていた(注)。ついでにAmazonしたら、著書も出てきたのでポチした。本を書いていることは知らなかった。不勉強だから仕方がない。『吾妻鏡』を読み直すのに薮本勝治(かつはる)氏の論文がヒントになることは、間違いないと思った。本になっているのなら、それに越したことはない。新書も出るとあってはますます嬉しくなった次第である。
(注)
https://handbook-of-four-cities.com/entry/2021/09/05/060000-156
【歴史】
薮本勝治『『吾妻鏡』の合戦叙述と〈歴史〉構築』和泉書院、2022年
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