第4四半期の読書テーマを考える

断片記憶

第3四半期の読書のテーマも「全体知」だった。

寺島実郎氏の『世界認識の再構築 十七世紀オランダからの全体知』(岩波書店、2025年)の引用・参考文献リストは本に収められずにWebで公開している。その中から興味をそそるものを読むことを考えていたが、気がつけばいつもと同じ、新刊本に手を出して未消化に終わってしまった。読書のテーマの振り返りは四半期では遅いのではないかと思う。そう考えると、読書計画が先にあって、新刊本が出ることで調整するというのが理想的な姿ではないか。永井均氏のいうように読む予定の本が揃っていることが望ましい。

では、振り返りをしていこう。購入後記を書いて終わっている本や、以前買った本の部分再読が多くなった。ブログの記事は購入時の購入後記や、読み始めた段階の感想であることが多く、そこから本を通読したのか、一部だけ読み返したのか、語学で苦手箇所を復習しただけなのかをAIが判断するのは難しい。本の一覧をブログ記事から都度拾い出すのではなく、読書の進み方も含めて管理できる仕組みが要る。以前検討したEvernote/Notion/Obsidianのどれを選ぶにしても、この「読み方の状態」を記録できる形にしておかないと、AIによる振り返りは結局ブログ頼みになってしまう。

英単語やフレーズ集も同様で、1周しただけでは意味がないし、知らない語彙のチェック用に何度も見返すものなので、これは学習計画側で扱うことにする。忘れる前に振り返る本は絞ってこまめに復習することで記憶に定着するものである。

秋から冬にかけては読書シーズンである。死生観の本が気になり出した。『ヴィジュアル版日本の年中行事』(2026)をパラパラめくっていって、昭和の生活を思い出したのがきっかけとなった。年中行事の中には急速に失われつつあることや緩慢に進んでいることがある。佐藤弘夫氏が『死者のゆくえ』(2026)で日本人の死生観は劇的に変化した歴史であることを明らかにした。老人と死の問題は身近なテーマとなった。

京都検定の過去問題をみながら、「旅の時間」はほとんど京都を知るための時間だったことを思い出した。この再構築もやらないと本にならない。そのためブログの投稿も控えようとしたが、1日くらい投稿をしなかっただけで、Appleメモをやめて Obsidian で書くようになって、却って環境構築に時間を取られてしまい、時間つくりにはならなかった。資料の再構築は身体に不調もあって手をつけられていない。

こうした状況をふまえ、しばらく読む本が決まっているので、読書は通勤電車、語学は隙間時間、京都検定の過去問は自由な時間を割り当てることにする。

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