落語の「水神」に出てくる水神の森が今どうなっているのか見たいと思った。
東武の亀戸水神駅を降りて右手へ向かうと亀戸中央公園があり、旧中川近くの樹から烏が出てきた。水神の森に相応しいが、此処ではない。駅に戻り、今度は左手へ向かう。暫くして亀戸水神宮が見えた。水神森という石碑があったが、どうやらここでもない。水神は水に関係するところにいくらでもある。
落語の「水神」とは、水神社(現隅田川神社)のことである。ここは、今でも東白鬚公園があり、水神の森に相応しい。浮世絵でも、歌川広重「名所江戸百景 隅田川水神の森真崎」「真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図」が描くのはこの辺りである。こちらは、以前に散歩しており、落語で三囲神社が出てきてもそう遠くない。亀戸水神では三囲神社から遠すぎるし、亀戸天神とのセットになるだろう。水神社とのセットが三囲神社なのは納得できる。
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