霜月になって古本を買うことが続いたので驚いている。処分できない古本を買うのは少し心理的な負担になるからである。古本として流通するのならまだしも古紙として回収され溶かされてしまう本の未来を想像してしまう。
(購入後記)
山内志朗氏の「ラテン語が一瞬で身につく夢の哲学チャンネル」も第6クールとなり、トマス・アクィナスの神学大全を読むことになった。山田晶訳なので、世界の名著を買うのが早いと思って神保町へ行って買ってきた。ワゴンに並んでいる本と違い美本であった。月報が上山春平と山田晶の対談で「トマスとアウグスティヌス」だった。もっと早く読みたかった。トマスと道元の対比とアウグスティヌスと親鸞の対比が面白かった。このシリーズのアウグスティヌスも買いたくなった。
【思想】
山田晶訳『世界の名著 トマス・アクィナス 神学大全』中央公論社、1975年
コメント