2023年10月購入図書(その8)

書籍目録

神無月も色々と活動していると本に対する興味を持ち続けることが難しくなる。バロックの哲学もその問題意識からすれば、美術や音楽と時期にズレがあっても不思議はない。あまり手を広げると、それこそ目標を見失うことになりかねない。バロックの気分を味わうだけで良いのであるから、文学が本当は良いのかもしれない。文化の爛熟は言葉に表れる。

(購入後記)

私の中でバロックブームが起きつつあるようだ。哲学、美術とくれば次は音楽となるのか。皆川達夫『バロック音楽』(講談社学術文庫、2006年)か、礒山雅『バロック音楽 豊かなる生のドラマ』(ちくま学芸文庫、2020年)辺りが気になっている。もっとも、建築も忘れてはならないのはいうまでもない。その特徴を最も表すというのであれば文学も読むしかない。その本質とは何かという言葉に弱いのである。これは好奇心を刺激する言葉で、自分がカバーしていない領域で発せられると理解できないことが予想されても手にしてしまう。購書家泣かせである。

【アート】

宮下規久朗『バロック美術 西洋文化の爛熟』中公新書、2013年

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