今年の祇園祭の前祭で鶏鉾の車輪が破損するアクシデントがあり、鶏鉾は巡行を断念した。『祭礼図』が届いたので、『都市祭礼と中世京都』を読み進めよう。
(購入後記)
河内将芳『都市祭礼と中世京都』(法藏館、2024年)を読み始めたら、『祭礼図』のことが書いてあり、即、Amazonでポチした。他の史料は図録等が手元にあるが、このムックはどうしたわけか見落としていた。河内将芳氏の文書は大概、注記まで辿るので、関連する史料もぼちぼち集めるようにしている。今回も、多量の論文が紹介されており、資料の確認は当分終わりそうもない。サントリー美術館所蔵の「日吉山王祭礼図」を見るのが目的だったが、表紙裏に『月次祭礼図屏風(模本)』(東京国立博物館所蔵)の乗牛風流・鷺舞が『都市祭礼と中世京都』の図10の白黒に対してカラーであったので嬉しくなった。やはりカラー図版を手元に置いて読むのが正しい。風俗画を読み解くためにも不可欠だと考えている。
【ART】
佐藤康宏『日本の美術484 祭礼図』至文堂、2006年
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