毎年6月の第一土曜日と日曜日の2日間だけの鳥居清長展を観る。
第十回鳥居清長忌展覧会は2024年6月1日と2日に両国の回向院で開催されました。いつも忘れてしまっているのですが、今年は展示ポスターを見て行くことにしました。念仏堂の黒いカーテンを開けてもらい中に入ると、暗い室内で目が慣れないせいか戸惑っていると、出展目録を渡されました。順に観て行くと、鳥居清長だけでなく、広重、国芳、国貞なども展示してあり、回向院に関する浮世絵であることが分かりました。
香蝶楼国貞の「嵯峨之釈尊開帳之図」は天保七年(1836)に嵯峨清涼寺の本尊釈迦如来立像の回向院でのご開帳を解説した文書が下に展示されていましたが、文字が小さくて読めませんでした。作品を保護するために暗くした照明では仕方がないことです。
鳥居清長碑を見て回向院を後にしました。
鳥居清長が亡くなったのは文化十二年五月二十一日と読めます。鳥居清長碑のほうは平成二十五年に建立されたことがわかります。
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