師走最後の忘年会や研究会で読む暇はないのに買ってしまうのは何か気持ちが年末に向けて急いているのだろうか。
(購入後記)
中世は荘園がわからないと始まらない。荘園について網野善彦氏が書いていることを知りたくなった。清水克之氏の解説が丁寧である。太良荘のことは、伊藤俊一氏の『荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで』(中公新書、2021年)で概略を知っていたが、改めてこの狭い世界をめぐる歴史を振り返るのは中世を考える上で必要だと思う。網野善彦氏の下した評価についてはそのまま受け取るわけにはいかないけれども。
【歴史】
網野善彦『日本の荘園』岩波文庫、2023年
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