和田秀樹氏が週刊新潮2022年3月31日号に寄稿した記事に目が止まった。
「前頭葉が老化すると、新しいモノやコトへの対応力が低下していきます。40代を超えると、外食の際に行きつけの店にしか行かなくなったり、同じ著者の本しか読まなくなったり、料理をする際に同じレシピしか使わなくなったりするのがいい例です」(40ページ)。
全然いい例でなく当てはまってしまう。「新しい環境や人間関係を意識的に作って、前頭葉を使う必要があります」(同上)。
健康寿命を考えると老後は医学より栄養学が重要になる。その通りだと思うが、世の中には平均的な栄養学の本ばかりで、病気になったものが使える栄養学の本はなかなか見当たらない。そこで症患別のガイドラインを読んでいる。身体は生きているので必須栄養素を摂取する必要があることは分かる。しかし、消化吸収力が普段より落ちている状態では、それなりのバランスをはかることが求められる。簡単ではない。
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