『学問の世界 碩学に聞く 上』(1978)

Goinkyodo通信 断片記憶

加藤秀俊・小松左京『学問の世界 碩学に聞く 上』講談社現代新書、1978年

碩学という言葉を聞かなくなった。専門性が深まると、井戸をいくつも掘るようなことは難しくなる。学問の方法論に共通のものがあるとすれば、専門以外の分野も効率的に掘ることができるのかもしれない。学問から遠い実務の世界を生きている者にとって学問はいつでも眩しい。先人が考えたことを辿りながら、現在の状況を加味して手を打つ実務の世界は結果論という厳しい評価が待っている。

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