2021-03

断片記憶

京都検定問題の使い方

たまたま京都に馴染んでいたから、京都検定の最初のドメインができただけで、京都を知っていたわけではない。ツーリズムの薄っぺらい本やパンフレットを読めば、会話というものが成り立つ。ただし、その会話は世間話の域をでない。京都の町の人はお金を払って...
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『三八式歩兵銃 日本陸軍の七十五年』(2021)その2

加登川幸太郎『三八式歩兵銃 日本陸軍の七十五年』ちくま学芸文庫、2021年日本陸軍の通史であるから、叙述は概略的にならざるを得ない。武器の解説がやや詳しい感じの本である。第二章 明治の新軍大村益次郎による明治の新軍の構想は、山縣有朋がキーマ...
断片記憶

京都検定問題のドメインと対策を考える

出題範囲を我々の言葉でドメインという。ドメイン毎の配点を見ると(2020年の問題、京都新聞のサイトより)1.歴史・史跡 102.神社・寺院 103.建築・庭園・美術 104.芸術・文化、生活・行事 105.公開テーマ【河川と橋梁】 10→テ...
断片記憶

3月も後半戦でやりたい事をやってみる

しばらく京都検定の過去問を解くのを日課とする。出来なかった問題を京都検定本で確認する地道なプロセスを廻す。単に、町中華を食べて眠くなったせいかも知れないが、貴重な読書時間は通勤時間内で確保すればよいということもある。土曜日は子安宣邦先生の「...
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『教養としての歴史問題』(2020)その2

前川一郎編著、倉橋耕平、呉座勇一、辻田真佐憲『教養としての歴史問題』東洋経済新報社、2020年8月7日「第四章「自虐史観」批判と対峙するーー網野善彦の提言を振り返る」(呉座勇一)「新しい歴史教科書を作る会」の西尾幹二氏が書いた『国民の歴史』...
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『教養としての歴史問題』(2020)

前川一郎編著、倉橋耕平、呉座勇一、辻田真佐憲『教養としての歴史問題』東洋経済新報社、2020年『三八式歩兵銃』(2021年)を読み始めて、現代史の読み方の難しさを覚えた。マスメディアを通じて歴史修正主義に曝され続けたため、自分のスタンスを確...
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『三八式歩兵銃 日本陸軍の七十五年』(2021)

加登川幸太郎『三八式歩兵銃 日本陸軍の七十五年』ちくま学芸文庫、2021年購入予定リストにあったので、購入した。解説は予想通り一ノ瀬俊也氏。文庫本750ページの大著である。著者の加登川幸太郎は、陸軍士官学校(四二期)出身で最終階級は中佐であ...
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『インド哲学10講』(2018)

赤松明彦『インド哲学10講』岩波新書、2018年、2019年第2刷赤松明彦氏の本を買う順番を間違えたようで、先に『インド哲学10講義』(2018年)でその後で『ヒンドゥー教10講』(2021年)と買うのが正しい買い方だった。哲学である限りは...
断片記憶

京都検定で脳力を鍛え直せるか

短期記憶力が衰えている。固有名詞欠乏症は年々酷くなりストレスを感じている。枝葉を忘れることでおおらかになれるのはよいことだが、まだ細部にこだわる試験に未練があったりする。京都検定というしょもない試験であるが、参考書も買ってあるので、やらない...
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『新編「昭和二十年」東京地図』(1992)

西井一夫、平嶋彰彦『新編「昭和二十年」東京地図』ちくま文庫、1992年、2006年第10刷書誌情報『昭和二十東京地図』(筑摩書房、1986年)『続・昭和二十年東京地図』(筑摩書房、1987年)を文庫化に当たり再編した。単行本について(正編)...