2019-08

読書時間

『〈英文法〉を考える』(1995)

池上嘉彦『〈英文法〉を考える』ちくま学芸文庫、1995年、2009年第8刷書誌情報筑摩書房より1991年に刊行された本の文庫化したものである。5文型という呪縛について、池上嘉彦氏が書いていたことを読んだときは、英語教育の長さを感じたものだっ...
読書時間

『英文法詳解』(1998)

杉山忠一『英文法詳解』学習研究社、1998年、2002年第7刷江川泰一郎の『英文法解説 改訂三版』(金子書房、1991年、2002年第19刷)は安西徹雄の『翻訳英文法』(バベル・プレス、1982年、2002年新装版第15刷)とコンビで使うこ...
読書時間

『翻訳英文法』(1982)

安西徹雄『翻訳英文法』バベル・プレス、1982年、2002年新装版第15刷書誌情報書名を変えて文庫化されている。『英文翻訳術』(ちくま学芸文庫、1995年)しかし、『翻訳英文法』も2008年版が出ているのは、文字が大きいからであろうか。私も...
散歩時間

特別展「三国志」を上野の森で観る。

三国志の時代の文物は少ないという話だった。まあ、それでも出かけていったのは、2008年に発掘された曹操高陵の副葬品が見られるからであった。ガラス越しだったので写真はうまく撮れなかった。「魏武王常所用挌虎大戟」と彫られた石牌は意外に小さかった...
読書時間

『内藤湖南への旅』(2011)

粕谷一希『内藤湖南への旅』藤原書店、2011年「湖南の墓は京都の法然院にある」(P70)と粕谷一希(かすや・かずき)が書いていた。内藤湖南は京都帝国大学(現 京都大学)を退官後、京都府相楽郡瓶原村(みかのはらむら)に隠棲したのは、どこかで読...
読書時間

『英文をいかに読むか』(1959)

朱牟田夏雄『英文をいかに読むか』文建書房、1959年、1988年第64刷大ベストセラーであろう。研究社で2019年夏に新装版がでる。3編から成っている。第一編 総論 13-46英文解釈の心ぐみ第二編 演習 49-274第三編 作品研究 27...
視聴時間

『皇居の紹介』(2009)を見る

『皇居の紹介』菊葉文化協会、2009年 DVD34分ひとり封切館で未開封のDVDを見ている。皇居東御苑へ行く時は冬が多かったのは、炎天下ではやはり日陰が欲しくなるので夏は考えもしなかったからだ。こういう紹介ビデオを見ていれば、花の時期にも行...
読書時間

『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(2019)

大木毅『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』岩波新書、2019年ドイツ30年戦争で宗教を理由とした戦争の不毛さを経験したヨーロッパ人が、近代国家として国民を巻き込んだ戦争を行い、帝国主義的収奪戦争を戦っていた。ところが、ヒトラーによるイデオロギーによる...
読書時間

『英文解体新書』(2019)

北村一真『英文解体新書 ー構造と論理を読み解く英文解釈』研究社、2019年本を読むとはどういうことか。母語で読むのと英語など他の言語を読む場合にどのような違いがあるのだろうか。英語を読む場合に、慣れてしまったwordsを別にすれば母語で処理...
読書時間

日本的な文明批評の到達点

日本的な文明批評の到達点島内裕子氏が吉田健一『東京の昔』(ちくま学芸文庫、2011年)に表題の解説を書いていました。吉田健一の小説にはいつものように文学談義や文明論が出て来ますが、「閑居記」であるという本質を突いた指摘がされていました。ここ...