2019-08

読書時間

充たされた永遠の夕暮

充たされた永遠の夕暮 高橋英夫の本は持っていないが、吉田健一著『絵空ごと・百鬼の会』(講談社文芸文庫、1991年)に表題の解説を書いていた。 「吉田健一の時間感覚でことに目立っているのは、華やかに明るい夕暮が無限に続いているような個所である...
四都手帖

四都手帖2019年09月【編集中】

2019年09月の私的な愉しみと記憶 九月は長月という。水都まで、蔵書票展を見に行くかどうかは、体力次第。 【古都】 京の夏の旅 文化財特別公開 藤野家住宅 (竹屋町通高倉上ル)2019年9月1日(日)〜30日(月)6日は見学休止 旧湯本家...
東都手帖

東都手帖2019年09月【編集中】

2019年09月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 長月は視察旅行以外は普通に仕事してるので、土日に行くような展覧会があればと思う。残暑が厳しければどこにも行かないかもしれない。蔵書票展は宮島亜紀さんの作品を楽しみにしている。 特別企画 奈...
読書時間

『戦国京都の大路小路』(2017)

河内将芳『シリーズ・実像に迫る 012 戦国京都の大路小路』戎光祥出版、2017年 108頁の薄い本に目次、参考文献や年表の頁を除いてフルカラーの図版や写真が豊富です。このシリーズの『征夷大将軍・護良親王』(亀田俊和、2017年)を読んだと...
読書時間

『昭和とは何であったのか』(2008)

子安宣邦『昭和とは何であったか』藤原書店、2008年 子安宣邦氏の読書論である。書評は本が刊行された時分になされるものであるが、古書となった遥か昔の本でも出会った瞬間に邂逅は訪れる。 日本近代を批判的に検討する著者が、研究のための資料を求め...
読書時間

『現代支那論』(1939)

尾崎秀実『現代支那論』岩波新書、1939年、2018年第5刷 だいぶ印字がかすれている。刷数は重ねていないが、年月が経ったせいなのだろうか。戦前に書かれた本なので、漢字仮名とも旧漢字旧仮名遣である。少し経てば目が慣れてくる。 ジャーナリスト...
読書時間

『祇園祭と戦国京都』(2007)その2

河内将芳『祇園祭と戦国京都』角川叢書、2007年 現在の祇園祭をアップデートしたあとで、戦国時代の祇園祭の話に戻る。 本書は戦国時代の祇園祭のイメージが「権力に抵抗する民衆の祭礼」と受け取られていることについて疑問を投げかけた書である。この...
断片記憶

暑中見舞い

こう暑い日が続くと冷たいものが欲しくなる。 HINO BREWINGの2019年新作のBAKA LAGERと定番のYAREYARE ALEで元気になろう! #滋賀 #三十三間堂 #団扇
読書時間

『祇園祭と戦国京都』(2007)

河内将芳『祇園祭と戦国京都』角川叢書、2007年 思えば河内将芳氏の本は京都に行った時に買ってきた。ふたば書房京都駅八条口店の展示が見やすかったせいでもあった。 祇園祭というと、朧谷寿先生のお話を町家で聴くのが楽しみだったが、仕事が変わって...
読書時間

『京の路地を歩く』(2009)

高沢英子『京の路地を歩く』未知谷、2009年 著者の高沢英子氏の出身は伊賀上野です。伊賀でも路地を「ろおじ」と発音するのは関西弁というより京ことばのようです。伊賀は京ことばに近いとのことでした。京都人ではないので、京都の行事に関心を持って見...