2018-11

視聴時間

『東山魁夷 唐招提寺御影堂 和上に捧げた障壁画のすべて』(2005)

『東山魁夷 唐招提寺御影堂 和上に捧げた障壁画のすべて』凸版印刷、2005年 DVD、20分 以前のDVDを観て、唐招提寺御影堂に行った日々を回想している。 山川異域 風月同天 奇諸仏子 共結来縁 長屋王が唐の僧侶に贈った袈裟に刺繍されてい...
読書時間

土居市太郎名誉名人の『必死と詰将棋』(1958)

土居市太郎『必死と詰将棋』大阪屋號書店、1958年 奥付を見ると、定価80円、地方定価85円とあった。将棋ポケット文庫の中身は必死問題70題、詰将棋60題である。200頁の中でのやりくりを想像してもらえると面白い。必死問題は1問で解答合わせ...
読書時間

『室町幕府全将軍・管領列伝』(2018)

日本史史料研究会監修 平野明夫編『室町幕府全将軍・管領列伝』海星社新書、2018年 542頁もある新書を立たせて写真を撮ってTwitterに載せたのがタイムラインに流れたのは、執筆者の一人である亀田俊和氏がリツイートしまくっていたせいだった...
読書時間

『森有正 感覚のめざすもの』(1980)

辻邦生『森有正 感覚のめざすもの』筑摩書房、1980年 三部構成になっいて、第一部 の「森先生のこと」は思い出を語っていて、第二部の「森有正論」への入口をなしている。第二部のうち『経験と思想』の解題はすでに読み返した。問題はすっかり忘れてい...
古都を旅する

東大寺ミュージアム

週刊新潮の古都を旅する「とっておき私の奈良」歴史作家の関裕二氏の1回目は「東大寺ミュージアム」でした。2011年10月にオープンしたときから何回か行きました。国宝の金堂八角燈籠火袋羽目板がいいですね。 プラス1は「龍美堂」でした。東大寺二月...
書籍目録

2018年11月書籍往来

2018年11月書籍往来 森有正を読み始めるとすぐに辻邦生にぶつかった。そこで、辻邦生のまとまった森有正論を読み返そうと思う。だいぶ前なので忘れていたことばかりだが、最近読んだ解題も内容がうろ覚えだった。読書とはそんなに儚い行為なのか。 【...
散歩時間

『バロックの神秘 タイナッハの教示画の世界像』(1993)を垣間見る

エルンスト・ハルニッシュフェガー、松本夏樹訳『バロックの神秘 タイナッハの教示画の世界像』工作舎、1993年 翻訳者の松本夏樹氏のお話を聴く会があった。まあ、こんなこと企画するのは、Le Petit Parisienの石川氏くらいしかない。...
散歩時間

たまには落語もいい

すみだ向島亭の落語会に出かけ、Hoegaardenを飲みながら二つ目さんの落語を聴く。 顔見世なので演目は3つであったが、敢えて演題は出していない。演題が分かると面白味が減ることもある。落語ファンならどこかで聴いたことがある話だ。 1.柳家...
読書時間

『愛読の方法』(2018)

前田英樹『愛読の方法』ちくま新書、2018年 めくっていったら、デカルト『方法序説』(1637年)、吉川幸次郎『読書の学』(1975年)や「最上至極宇宙第一」の本の話が出てくる。そうなると買わざるを得ない。 前田英樹氏は本とは何であったかと...
東都手帖

東都手帖2018年12月【編集中】

2018年12月東都散歩のための私的な愉しみと記憶 とうとう師走を意識しなければならなくなった。年は暮れゆき、新たな始まりを待っている。今年の計画を実績と比較して、来年の計画を用意する。精神にも当然に限界があり、一年の使い方は人生そのものだ...