2016-09

視聴時間

『邯鄲』(2006)

雪の蝋燭能 第二夜『邯鄲』日本伝統文化振興財団、2006年2006年1月22日のスピカ雪の蝋燭能を見る。2夜目である。『邯鄲』はあまりにも有名な話である。解説は不要であろうと思うが、後で簡単に触れておこう。以前に円満井会定例能で見たのは金春...
視聴時間

『大般若』(2006)

雪の蝋燭能 第一夜 『大般若』ビクター伝統文化振興財団、2006年2006年1月21日のスピカ雪の蝋燭能 第一夜を見る。冬に見ようと思ってとっておいたが諸般の事情で封切ることになった。今回は蝋燭を火入して舞台が徐々に明るくなっていく。「大般...
古都を旅する

冨士谷御杖と内モンゴルの鳴鏑と子安貝

鎌田東二「霊性の京都学85 冨士谷御杖と内モンゴルの鳴鏑と子安貝」『月刊京都 2016年10月号』鎌田東二氏は冨士谷御杖(ふじたにみつえ、1730年ー1801年)が『古事記燈』を著して先行する二つの古事記解釈の方法を批判したとする。儒仏的牽...
旅の時間

サザエさん通りと元寇防塁

地下鉄西新(にしじん)駅の1番出口を出るとサザエさん通り(2012年命名)の大きな看板があり、西南学院大学(0.2km)へ向かっている。西南学院大学に元寇の防塁がある。1号館の建屋内に元寇の防塁の遺跡を移設して復元したものが展示されていて、...
古都を旅する

藤森神社

週刊新潮の「とっておき私の京都」指揮者の阪哲朗氏の1回目は「藤森神社」だった。阪哲朗氏は深草の里、藤森神社の氏子であるという。藤森神社は5月5日の駆馬神事が有名だがまだ見ていない。今年は藤森祭の神輿を見たけど、私は紫陽花の頃も好きだ。藤森手...
旅の時間

Nakasu Jazz 2016

Nakasu Jazz 20162016年9月9日〜10日偶には中洲でもと行ったら、Nakasu Jazz 2016であちこちにステージができていて、中洲大通りが歩行者天国になっている。秋口は初めての季節だか、ビールを外で飲むには都合がいい...
読書時間

『伊勢と出雲』(その3)

岡谷公二『伊勢と出雲 韓神(からかみ)と鉄』平凡社新書、2016年岡谷公二氏の神社の起源を求めての旅はやっとサブタイトルの一つの鉄になった。第一部 伊勢岡谷公二氏が伊勢に出雲の思いの外に濃い影を見つけたわけだが、伊勢津彦も出雲の神と考えてい...
読書時間

『伊勢と出雲』(その2)

岡谷公二『伊勢と出雲 韓神(からかみ)と鉄』平凡社新書、2016年岡谷公二氏の神社の起源を求めての旅は続いている。この本は日本異境巡りのルポのようだ。第一部 伊勢金達寿『日本の中の朝鮮文化』4の情報を確認するため、韓神山(からかみやま)を訪...
読書時間

『伊勢と出雲』(2016)

岡谷公二『伊勢と出雲 韓神(からかみ)と鉄』平凡社新書、2016年岡谷公二氏の神社三部作であると勝手に思っている。もちろん四部作になるか五部作になるかはわからない(笑)。神社の起源をめぐる韓国、沖縄の旅に続き、伊勢と出雲を対象にした。新羅系...
読書時間

『極光』(1981)

上田吉一『極光』将棋天国社、1981年、1987年第2刷『極光(きょくこう)』とはオーロラのことである。序文は伊藤果五段だった。若島正氏と伊藤果氏が興味を持って上田吉一氏を呼んで「京都グループ」ができたと書いてある。この作品集は50局である...
旅の時間

高台寺の展望台

理髪して、祇園へ行く。昼からワイン会であるが、その前に、八坂神社へお詣りして、工事で狭くなった南門を潜り路地を抜けて鷲峰山(じゅぶざん)高台寺へ向かった。ちょうど百鬼夜行の提灯がそこここに下がっていた。久し振りに高台寺へ行く。ここに来るのは...
読書時間

『古史徵開題記』(その2)

1.統一『古史徵開題記』は平田篤胤が著した我が国の古典の解説書2.目次目次を分解して組み直してみた。システマチックな目次であり、目録大意と開題記も当然ながら対応したものである。「古史徵序」は古の御典(みふみ)を徵(あか)した平田篤胤の書の出...
ひととき

83 「納涼トマト」千宗室

ひととき 2016年09月号の千宗室さんの京都(みやこ)の路地(こみち)まわり道は「納涼トマト」というタイトルだった。家元が焼酎にトマトを擦り下ろしを混ぜたものを飲むくらい美味しいトマトの話から始まり、テッパン串焼きのモリタさんの店を楽しん...
古都を旅する

宝山寺

週刊新潮の「とっておき私の奈良」文芸評論家の三輪太郎氏の4回目は「宝山寺」だった。今度は西の要衝の生駒山だった。生駒山は修験道の聖地である。宝山寺は真言律宗の寺院であり、生駒の聖天で知られている。プラス1は「往馬(いこま)大社」だった。今年...
書籍目録

2016年08月購入古書

2016年08月購入古書(購入後記)久しぶりに蔵書印のある古本を購入した。知り合いから頂いた本はパリの古書店にあったものだ。これは旅する本だろうか。そんな本もいつの間にか3冊になった。【歴史】平田篤胤著、山田孝雄校訂『古史徵開題記』岩波文庫...