54 「町の音」千宗室

ひととき

ひととき 2014年04月号の千宗室氏の京都の路地まわり道は「町の音」の話でした。LPとCDの違いをアナログとデジタルと論じ、喜怒哀楽はアナログであるという。西陣から旧東陣あたりを散歩中に、町家から笙(しょう)や篳篥(ひちりき)の稽古の音が機織の刻むリズムに重なって聴こえてきたとき、原盤に向かい合うような感動が家元の心を鷲掴みにするのでした。

家元のことだから、堀川通を挟んで東西それぞれ、烏丸通までの御所西と千本通までの西陣辺りしか歩かないと思われます。家元の前のメインの寺之内通では機音を聞いたことがないので、前後の筋を散策してみたい。

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